OMCB010 でWriterをしたのでそれについて書こうと思う.
配点
配点はこんな感じ.6問4bの中では簡単な部類だと思っていた.特にDが200点なのはBeginnerにだいぶ配慮した.
A問題
もちろん${}_5\mathrm{C}{}_3$で解けるが,愚直に解いても容易.いい感じの100点問題だと思った.
B問題
公式解説はだいぶ醜いことをしているのでユーザー解説を見てほしい.$90^\circ$が敢えて登場する数値設定にしたのかは忘れてしまった.
C問題
$2^ab^2$の考察までは容易であろうが,そこから$k^2,2k^2$を考えるあたりが難所?200Nの中では1番に好きかもしれない.
D問題
簡単なC分野ってどう生やすんだーとなっていた記憶.割と良い問題になったのでは?ところで,$160$でエスパーした人はいるのだろうか.
E問題
この問題には明確な意図がある.それは,船旅の最初をやった人なら解けてほしい問題,というもの.$\triangle{APH}\sim\triangle{AQO}$にたどり着ければ後は何とでもなる.$H$と$O$の等角共役性は知っておいた方がよい.
F問題
今回のボス問.GN融合である.おおむね両パートは独立しており,各辺の関係式を求めるあたりは$200$点相当であろう.整数パートについては,ユーザー解説然り複数の解法がある.そして周長を$p$で表すところまできたとしよう.ここで$496$を解答した人は無事罠にはまっている($435$は擁護できない).幾何パート再び登場である.三角形の成立条件を無視してはならない.
G色が濃く出てしまったことは申し訳ない(Writerで察されてそうだが).個人的な話をすると,これはOMCを初めて一番最初に組んだセットで,非常に思い入れのあるものである.特に不備を出さずに終われてよかった.pomodorの作問力の高さには舌を巻くばかりで,参考にしていきたい.Tester陣にも感謝したい.