1.はじめに
2.内容
3.最後に
4.おまけ
どうも、色々やる数学徒です。
今回の記事ではフィボナッチ数列の一般項やフィボナッチ数列の一般化についても考えていきます。
随時更新予定です(☻-☻)
具体的な値は以下のとおり
このような冪級数を考えていきます。
以上より収束半径が
証明は至って簡単です。(厳密な証明はいらないと思うので
このことからある程度推測できますね。
漸化式を使ってもいいけどそれじゃありきたりなので微分方程式を使ってエレガントに導いてみる。
両辺ラプラス変換する。
逆ラプラス変換する
では一般化を考えてみましょう。
この定義を自分で思いついてかなり面白いんじゃないかと思って遊んだものをツイートしたところ既出だったことがわかりました。(嬉しい反面、少し残念でした笑)
では、この
僕が使ったのは、そうです!クラメルです。
上の
自力で導出できたときはまあまあ興奮しましたが、どうやら既出だったようです笑。
上の行列式はファンデルモンドの行列式なのでサラスの公式を使って手計算でもいけそうです。
とりあえず
ちゃんと定理通りになりますね
一応ちゃんと三次方程式もカルダノを使って手計算で出しました。
はい、無理でした。解を求めるところまではゴリゴリいけたのですが、さすがに行列式を求める気力は起きませんでした。(起きたら追加しときます(╹◡╹))
一番いいのはやっぱり文字で置いとくことですね。
いかがだったでしょうか。
何気に知識としてフィボナッチ数を知っていても詳しく掘り下げて考えたことがなかったので楽しかったです。(中1の時に知って、ふーんぐらいにしか思わなくてなかなか触る機会がありませんでした)
フィボナッチ数は驚くべきことに自然界のあらゆるところに登場してきます。僕の予想ではフィボナッチ数に関する微分方程式を考えたときに現れた都合の良い性質が関連しているのではないかと思いました。
必然的なものなのか、はたまた偶然なのか…
個人的に好きなフィボナッチ数列の性質を紹介して終わろうと思います。(いつか証明した記事も上げたいものです)
フィボナッチ数で出てくる平方数は
フィボナッチ数の逆数和は収束する
そこら辺で見つけたカタツムリの殻
こんな感じでカタツムリの殻とかにもフィボナッチ数列は隠れています。