漸化式ガチャ超級の類題を記事内に含みます。ネタバレを避けたい方は演習問題でブラウザバック推奨です。(演習問題に超級パロディを含んでいます。)
漸化式を解くのはとても楽しいです。なので解きましょう。簡単な数列から、有名な数列まで。漸化式の難易度を
公差
を満たすものである。
初項
一般に、
が成り立つ。
定義の右辺を順番に展開していくと導けます。一応、
公比
を満たすものである。
初項
こちらも
これも帰納的に導けます。
よく、
大事なのは等比数列の形に持ち込むこと。
ここで、
つまり、偶然
すなわちこれは
よってこれを
ここで、
よって、
以下出てくる漸化式はすべて一般的な解はそう簡単に存在しません。注意してね。
ある項と直後の項の差をとったものを階差数列と呼びましたね。形としては、
ほとんどの場合
このパートで説明する漸化式の形は、
解き方は、もちろん特性方程式みたいに変形できる前提として、
にできれば解決。
今回はたくさん紹介したいので、演習問題は他の方々のサイトに委ねます。
基本誘導つき。両辺逆数をとりましょう。ここで、必ず
例のサイトでの呼称です。お借りします。
大学の総乗記号を使うと、一般項が総乗でつくれます。
総乗記号を詳しく知りたい方は、...調べましょう。簡潔に言えば、
高校生の解き方としては、帰納的に解くか、数字が合うようにうまく調整するか。つまり
両辺底が
いよいよ来ました。正直数学好き向けです。解き方にはセオリーがいろいろあるんですが、覚える容量を減らしたいならば、未定係数法。特性方程式やそれっぽい形にします。
誘導付きじゃなきゃ出ないってくらい難しいものもあります。一応形だけ紹介。
1.一次分数型漸化式
これにも特性方程式があるのですが、参考文献のほうに掲載いたしますので。そこから「一次分数型」を探してください。
2.連立漸化式
定数がない場合が多いかも。解き方は参考文献から。場合によっては三元連立版
3.変数変換型漸化式
漸化式ガチャ超級を解いてる方なら一発でお見通しでしょうが、まあ難しい。初見じゃわからない人が多いです。私が作る立場なら誘導付きで作ります。確実に!!
4.ガウス記号を含む漸化式
漸化式ガチャ超級を引いてください。そうしたら恐ろしさが分かります。多分誘導あっても出ないでしょう。出るな!!
5.隣接"四"項間漸化式
方針は比較的読みやすいです。数字がずれるように変形してから階差数列の一般項をつくって...長い。
6.一般項が求められない漸化式
解けないなら解けないで終わりです。この例が解けたら教えてください。深夜テンションで作った漸化式なので。
ここまで解法を紹介してきましたが、一般項を推測→数学的帰納法で証明、もありなので。
(1)
したがって、
(2)
係数比較して
よって漸化式を変形すると、
すなわち
(3)
【解法1】
よって
よって、
【解法2】
漸化式の両辺を
したがって
(4)
これは解と係数の関係と一致するため、
それぞれについて漸化式を解くと、
辺々引くと、
ここで、
よって、
(5)
よって、
(6)
辺々引くと、
ここで、初項は
よって、
(7)
ここで、
角度の部分が等比数列なので、
したがって、
(8)(解説略)
(1)は基本的な問題です。(2)はナンバリングがずらせるかがポイント。(3)は帰納的に解くことをお勧めします。早々階乗で割るなんてアイデア出ない。(4)はかの有名なフィボナッチ数列の一般項を求める問題。
数をこなしてこそ漸化式や積分に強くなれます。漸化式,積分,因数分解,極限ガチャで強くなりましょう!!