重複組合せについて解説をしていた時に、生徒に「H」って何ですか?と聞かれた。
「ん、確かに何だろう??」そう思って調べてみると「homogeneous 」がひっかかる。この頭文字のHらしい。つまり「斉次」。
数学で「斉次多項式(homogeneous polynomial)」という言葉がある。斉次多項式とは、その全ての項の次数が等しい多項式の事である。
ではこの斉次多項式(homogeneous)と重複組合せ「H」はどういう関係なのか?それは斉次多項式を用いて重複組合せが計算できるという話で繋がっている。
例えば、
となるが、ここでは「H」の名の通り斉次多項式を用いて計算してみよう。
どう計算するか結論から言ってしまうと、
この計算結果の項数は20となっており、
例えば問題が
「みかん、りんご、なし、ももが沢山ある。この中から3つを選ぶ組合せは何通りあるか?」
という問題であれば、xを「みかん」yを「りんご」zを「なし」wを「もも」とすれば