文献[1]で述べられている内容の一部をまとめます.
概要
次の等式において,を満たす適当なを定めることで,超幾何級数の公式を得ることができるらしいです.
[]
文献[1]では『EZ法』と呼ばれています.
WZ法の記述によれば,しばしば
と書かれますが,EZ法においては,からを決定するという流れになります.
あるいは,等式から[]を得ます.
非負整数と適当なに対して
が成り立ちます.
[証明]
先ずとおきます.このとき
右辺の右端からとし,と決まります.
これにより
よっては定数であり,より証明は完了します.
[証明]
とおけば
とすれば
が成り立ち,
以下略.
型の恒等式
のかたちをとる恒等式には以下の例があります.
をに置き換え,左辺と右辺をそれぞれとすれば,果たして一般的な級数公式を得ることができます.