ウサギと猟犬とは、任天堂のゲーム『世界のアソビ大全51』に収録されたボードゲームの一種です。
ここではこのゲームに関する定理、必勝法を記述します。
(必勝法と言いながら未解決なことをお詫び申し上げます。)
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Nintendo Switch | 任天堂
世界のアソビ大全51 収録ゲーム
Amazon 世界のアソビ大全51
ウサギと猟犬 盤面
上記の盤面を用意する。
※文字は説明のために置いたものであり、ゲームでは非表示
次のターン、ウサギが動けなくなったとき。
つまり、犬が勝利する盤面は上下対称を同一視すると2パターンあり、
ウサギがFにいるかつウサギのターンのとき、前方に少なくとも犬が3匹いなければウサギの勝利
ウサギと猟犬 盤面
ウサギがFにいるとし、ウサギのターンとする。
1.2.3.から、ウサギの前に犬が3匹いなければウサギの勝利
ウサギは自身が敗北しないような最善手で行動した場合、犬は犬の勝利条件1.で勝利することはない。
ウサギと猟犬 盤面
以下、犬がA、D、I、ウサギがHにいる場合、(A,D,I|H)と表記する。
犬の勝利条件1.となる盤面を想定し、矛盾を導く。
犬の勝利盤面を(A,F,G|B)とする。
その1つ前の盤面を(A,F,G|X)とすると、ウサギX→BとなるマスXは存在しない。
よって、犬のターンにより盤面(A,F,G|B)が作られたことがわかる。
(上下対称の場合は省略)
1.2.3.から、ウサギは自身が敗北しないような最善手で行動した場合、犬は犬の勝利条件1.で勝利することはない。
ウサギと犬が最善手で行動した場合、下図のHの位置に犬が移動した時点で、犬は敗北する。
ウサギと猟犬 盤面
例えば、犬1=A、犬2=D、犬3=I、兎=Hの時
(A,D,I|H)と表記する
「犬の勝利条件定理」より、ウサギと犬が最善手で犬が勝利する盤面は(C,G,K|H)のみ。
しかし、ルールにより犬は後ろに下がることができないので、Hに犬がいると(C,G,K|H)とすることができず、犬の勝利が不可能となり、犬は敗北する。
ウサギ、犬が両者とも最善手で動いた場合、必ずウサギが勝利する。
カウンタ$n \in \mathbb{Z}/2\mathbb{Z}$を以下のように定義する。
このとき「犬の勝利⇒$n=0$」が成り立つ
(これは対偶「$n=1$⇒犬は勝てない」を意味する。)
証明に挑戦しましたが、できませんでした。
申し訳ありません。(´;ω;‵)