こんにちは。ととといいます。こう書くと「と」が多いのでどうにかしたいですね...
Mathlogにまだあまり慣れていないですが、のんびり書いていきます。
昨日ツイートした問題です。
これについて、色々と書いていこうかと思います。
まずはこれを解きましょう。
回転させる系統の問題の定石として、「切ってから回す」というのがあると私は思っているので、この方針に従って求めていきましょう。
まず、「切る平面」を定めます。当然ですが、これは回転軸に対して垂直に取りましょう。ここではシンプルに、
まず、「切る平面」を定めましょう。ここでは
ここで一つ、問2の式について見方を変えてみましょう。
まず、一つ目の式は「円柱かつ平面」で
そしてこれを同値変形した二つ目は「球面かつ平面」でも同じ軌跡が表されるということを示しています。
ここで、もし回転軸がどの軸にも平行でなかったとしましょう。このとき、「円柱かつ平面」で方程式を出そうとするなら、斜め向きの円柱を考えなくてはいけません(これは大抵面倒です)。しかし「球面かつ平面」ならどうでしょう。球面というのは半径と中心さえわかっていれば特に「向き」のようなものは存在しないので簡単に方程式が立てられます。
円柱かつ平面
球面かつ平面
つまり、球面で方程式を求めるメリットとしては、回転軸の向きによらないという点があります。それでは、球面を使って問1を解きましょう。
大学の課題の存在を失念していたので解答だけ書きます。計算は読者への演習とします。
答え :
回転軸が軸に平行だった場合は当然円柱でとけば良いです。楽なので。しかし、そうでない場合にはこの記事で見たように、球を使うことが有効になることが多いと思います。余力があれば東京大学2013理系数学の6を解いてみてください。これも斜め軸回転の問題で、球面をつかう解法があります。ちなみに円錐なのでベクトルの内積を使う解法もありますが(電数ではこの方針です)、それらの比較をしてみるのも良いかもですね〜。