OMC037から外部ツールが禁止になりました。もう我々の頼みの綱であったWolframalphaやGeogebraやOEISやC++は使えず、使えるのは公式から与えられた電卓とアナログツールとWebから独立した資料(と翻訳ツール)のみになってしまいました。しかし、それでも出来ることはあるはずです。今回はそんな記事です。
OMC公式電卓
には
普通に
半端な数だった場合どうすれば良いでしょうか。
この場合は
さっきの方法と同じように
OMC公式電卓には
この方法でOMC公式電卓を使い計算すると
Geogebraは禁止されましたが、アナログなツール(コンパスや定規)は使用することが許されています。これらを使えば人力でGeogebraのような事ができそうです。
早速問題を解いてみましょう。
早速人力で図を書いてみましょう。この図は与えられた情報だけでは確定しません。そんな時は特殊な図を書きましょう。今回は
この図で
7提出でCA出来ました。個人的には10提出までは合法だと思います。
人力Geogebra出来るかもしれない問題(未検証)
OMC016C
OMC030F
2021年8月15日時点ではそろばんの使用が認められています。公式電卓は微妙に使いにくいし、OMCではたまに理不尽計算ゲーが飛んでくることがあるので、使った方が速い人は使ってもいいと思います。残念ながら筆者はそろばんが出来ないのでもう書くことがありません。
エスパーとは問題の答えを予想し、未証明でCAを取る行為の事を指します。エスパーは高度でなければ外部ツールを必要としません。問題の脆弱性をついてwriterをギャフンと言わせましょう。(逆にwriterはできるだけギャフンと言わせられないように問題を作りましょう。)
OMCでは答えは必ず非負整数になります。複数解が生まれる場合は答えが非負整数になるように調整されているはずです。
答えの唯一性が使える場面として一番大きいのは図が確定しない幾何です。
例えば、先ほど触れたOMC015-Cでは、図が一意に定まりません。例えば
エスパーが通るか通らないかを考えるにあたって正解率は重要です。
OMC032-Dは正解率が
一方で、OMC017-Eは正解率が
エスパーを正しく使いこなせば1000点問題をCAするのも夢ではありません!
OMCは競技数学の「競技」の要素が強いです。この記事では「競技」の部分を取り上げました。「競技」の部分に光がもっと当たるようになるといいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。