こんにちは、ちぇんです。
今日は初等幾何のちょっとマイナーな定理、Carnotの定理を自分のtex打ちの練習も兼ねて私なりに証明してみたいと思います。まずはその主張を見てみます。
鋭角三角形
(ただし
下図
うーん、なかなか美しい。外心から下ろした垂線
ここでは式変形の便宜上
とします。
このとき
図2
の
が従います。
またこの三角形の面積を
加えて三角形
そうすると
このようになり、後は
如何でしたでしょうか。この定理はwikipediaに証明が無いし、ネットで見つけた証明をそのまま書くのもつまらないので私が考えた証明を書きました。実はこの定理、鈍角三角形に対しても拡張ができます。ただしその場合は符号付き距離など細かい議論が必要とされるので今回は鋭角三角形のときのみの証明としました。またこれからもゆる〜く初等幾何の話をしていければと思ってます。ここまでお読みいただきありがとうございました。