んちゃ!
数列
零集合
[0]和、スカラー倍は閉じている。
また
[1]結合法則
[2]単位元:
[3]逆元:
[4]可換性
[5]ベクトルに関する分配法則
[6]スカラーに関する分配法則
[7]スカラー積に関する結合法則
[8]スカラー積の単位元:
数列
そのまま計算するだけ。
数列
数列
[0]
[1]すると
ゆえに、
[2]下記の様に計算ができる
[3][2]を用いると以下の結果を得る。
[4][1]より
[5]
[1]Euler-Maclaurin展開より下記の様に計算できる。
[2]上記の計算により
[3]定数
[4]ゆえに
と書けます。この事を用いて3次の加速度を持つ零数列を求めてください。
[1]まず以下の様に二重数列を置いてみます。
[2]
[3]Stirlingの公式を用いると十分大きな
[4]そこで、以下の様に記号を定める
ゆえに
[5][3][4]より次の様に計算できる。
[6][5]より
ゆえに
👆
この問題を完全に解くには上記級数の真の値を求めないといけません。
因みに
中央二項係数の逆数のべきを含む和による級数ってかっこいいですよね?
この様な級数をガンマ関数や対数関数などを使ってビシッと答えれてたらキターンって感じです!
ではその様な計算が出来るよう公式を作成しましょう。
下記の様な
[1]
[2]
[3]ゆえに
[4]以上の事を代入すると
実際に計算すればよい。
これも実際に計算すればいい。
[1]
[2]
[1]
[2]ゆえにこれを用いると
[1]
[2]
[1]
[2]
積分可能な関数
(1)
(2)
この時、次の積分:
(1)の条件により、
ゆえに
絶対収束する。
次にその様な自然数
数列
下の図を参照すればよい。
数列
[1]右辺の積分について少し考察すれば分かる。
[2]
積分可能な関数
すると次の様な積分変換を定義することが出来る。
すると次の積分変換により元に戻る。
解析的表示
[1]仮定より、Laplace変換は常に定義出来なおかつ、それは絶対収束しますので次の様な計算が出来る。
[2]この得られた級数について以下の計算を行います。
数列
すると以下の式が成り立つ。
[1]Abelの総和法により、任意の微分可能な関数
[2]
[3]
[4]ゆえに
[5][4]の右辺はLaplace変換なのでLaplace変換の逆変換を行う事で
最後に
応用1では適当に数列を選んで三次の加速度を持つ零数列を構成出来ましたが...
しかし、
ですが、今なら超幾何関数に関する公式を幾つか考え、特に楕円積分の特殊値を求めました。これらの値は既に分かっているものですから、この様な数列の一次結合を用いて級数の加速を行う事が出来るかもしれません。
僕はその様な期待を胸に計算を進めてきたのですがここで残念なお知らせ。
少なくとも、今回求めた楕円関数の特殊値、
ただ、構成できない事を証明するのも案外有益なのではないかと思い一つ例をの載せます。
良かったらこの例にチャレンジしてみてください。
と書けます。この事を用いて3次の加速度を持つ零数列
しかし、下記の数列の
[1]まず以下の様に適当な係数
[2]以下の式が成り立つ様
漸近表示を求める。
[3]
[4]そこで以下の様な記号を定める。
[5]Perronの公式を用いる。
以上の計算により
すなわち
[6]つまり、与えられた数列
今回の記事は零数列を足す事で、級数の収束速度を上げる方法について書きました。
途中超幾何関数の公式について書いたり脱線もしましたが、そういった部分も楽しんで頂けていたら嬉しいです。
零数列に関しても思いつき次第どんどん書いていきますので引き続きよろしくお願いいたします。