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高校数学解説
文献あり

一般化優高度合成数の性質

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はじめに

 この記事では後の記事で必要となる一般化優高度合成数という数の性質について解説していきます。
 以下σs(n)を約数関数
σs(n)=d|nds
としs0を固定します。このとき一般化優高度合成数とは次のように定義される数のことを言います。

高度合成数

 自然数nが任意のm<nに対して
σs(n)>σs(m)
を満たすとき、n一般化高度合成数であると言う。

優高度合成数

 自然数nがあるε>0と任意のmに対し
σs(n)nεσs(m)mε
を満たす(ただしm>nにおいては真の不等号が成り立つ)とき、n一般化優高度合成数であると言う。

 以下簡単のため"一般化"を省略して単に高度合成数や優高度合成数と呼ぶことにします。
 上ではσs(s0)について優高度合成数を定義しましたが、σs(s>0)についても巨大過剰数というものが定義されます。と言っても、nσsについての巨大過剰数であるとは
σs(n)ns+εσs(m)ms+ε(ε>0,mN)
(ただしm>nならば等号不成立)が成り立つことを言うのですが、
σs(n)ns=d|n(1nd)s=d|n1ds=σs(n)
なのでnσsについての巨大過剰数であることとσsについての優高度合成数であることは等価であり、結局σs(n)について考えればいいことになります。実際、後の記事ではσ(n)=σ1(n)についての定理を解説しますが、その導出ではσ1(n)=σ(n)/nについて考察していくことになります。
 ただ、nσsについての高度合成数であることとσsについての高度過剰数であること(defm<n, σs(n)>σs(m))は同値ではありません。高度合成数と同値なのは超過剰数であること(defm<n, σs(n)/n>σs(m)/m)になります。
 さらに注意が必要なのはここで高度合成数(優高度合成数)と超過剰数(巨大過剰数)が同値であると言ったのはσs(n)σs(n)の相互関係について言っており、通常、高度合成数(優高度合成数)や超過剰数(巨大過剰数)と言ったときにはそれぞれd(n)=σ0(n), σ(n)=σ1(n)についてのそれを指すので、そういう意味では高度合成数(優高度合成数)と超過剰数(巨大過剰数)は同値とはなりません。

 この記事では最後の節を除いて具体的な(優)高度合成数の例は紹介しないのもあって何かの参考にこれらのWikipediaのページでも貼っておきます。
高度合成数  ( Highly composite number )
優高度合成数 ( Superior highly number )
高度過剰数  ( Highly abundant number )
超過剰数   ( Superabundant number )
巨大過剰数  ( Colossally abundant number )
なぜか優高度合成数(日本語版)の紹介は巨大過剰数の記事の中で行われています。s0,1まで一般化(Generalized)したものについての記事はなさそうな感じでした。
 ちなみに巨大過剰数の記事の出典として使われていたQiitaの記事(→ 高度合成数〜なんかよく見る数〜 )でもs=0の(優)高度合成数の数値的な話やこの記事とはまた別の観点のお話を取り上げているので、よかったらそちらも見てみると面白いかもしれません。
 以下、簡単のためs>0としてs=0の場合は最後の節で紹介します。

補題

 これから(優)高度合成数についての性質を見ていく前にいくつかの解析的な補題を示しておく。

 自然数ex>1に対して
fe(x)=1xe1x(e+1)
とおくとfe(x)e,xそれぞれについて単調増加である。

fe(x)=xe+1xxe+11=1x1xe+11=11i=0exi
に注意すればわかる。

 自然数e>ex>1に対して
ge,e(x)=1xe1x(ee)
とおくとge,e(x)eについて単調減少である。

ge,e(x)=1xe1x(ee)x(ee)1
または
ge,e(x)=i=1e1fei(x)
に注意すればわかる。(ついでにxについても単調減少であることがわかる。)

 自然数rs,ε>0に対して方程式
xε=1xs(r+1)1xsr(=1fr(xs))
1<xにおいてただ一つの解を持ち、その解xrrについて単調減少に1へ収束する。

 補題1よりhr(x)=xε1/fr(xs)1<xで単調増加で、
limx1hr(x)=limx1(xεi=0rxisi=0r1xis)=1r+1r=1r<0limxhr(x)=
なのでこれが1<xにおいてただ一点で0になることがわかる。
 またhr(x)rについても単調増加なのでhr(xr)=0とすると
hr+1(xr)>hr(xr)=0=hr+1(xr+1)
すなわちxr+1<xrであり、有界単調性からxrの収束先をαとおくと
|αε1|=limr(1fr(xr)1)limr(1fr(1)1)=limr1r=0
よってα=1がわかる。

高度合成数の性質

 素数を小さい順に並べ、p1=2,p2,p3,とおき、nの素因数の内最大のものをpkとして
n=j=1kpiei(ei0)
と素因数分解する。このとき
σs(n)=d|nds=j=1kl=0ejpjls=j=1k1pj(ej+1)s1pjs
と表せることに注意する。

 高度合成数nに対しe1e2ek(1)が成り立つ。

 高度合成数nがある1i<kに対しei<ei+1を満たすとする。このときm=npi/pi+1<nとおくと
σs(n)σs(m)=1pi(ei+1)s1pi(ei+2)s1pi+1(ei+1+1)s1pi+1ei+1s=fei+1(pis)fei+1(pi+1s)>1
が成り立たなければならないが、ei+1ei+1,pi<pi+1から補題1より
fei+1(pis)<fei+1(pi+1s)
であるので矛盾。よって主張を得る。

 高度合成数n4,36に対しek=1が成り立つ。
 また36が高度合成数となるのは3s+9s<2s+4s+8sが成り立つとき(大体s<1.674くらい)、かつそのときに限る。

ステップ1:ek2である

 高度合成数nek3を満たすとする。このときベルトランの仮説よりpk+1<2pkpk2であることに注意してm=npk+1/pk2<nとおくと
σs(n)σs(m)=1pk(ek+1)s1pk(ek1)s11+pk+1s=gek+1,2(pks)1+pk+1s>1
が成り立たなければならないが、補題2より
gek+1,2(pks)g4,2(pks)=1+pk2s<1+pk+1s
であるので矛盾。

ステップ2:pk5ならばek24である

 高度合成数npk5かつek25を満たすとする。このときpk23ならベルトランの仮設より
pk+1<2pk<4pk1<8pk2<pk23
が成り立ち、またpk2=2ならpk+1=7より結局pk+1<pk23が成り立つことに注意してm=npk+1/pk23<nとおくと
σs(n)σs(m)=1pk2(ek2+1)s1pk2(ek22)s11+pk+1s=gek2+1,3(pk2s)1+pk+1s>1
が成り立たなければならないが、これも上と同様に
gek2+1,3(pk2s)g6,3(pk2s)=1+pk23s<1+pk+1s
であるので矛盾。

ステップ3:5pk19ならばek=1である

pkpk1pkpk2pk+1
51514
73533
117765
13143119
17221209
19323299
23437493

 高度合成数n5pk19かつek=2を満たすとする。このとき上の表よりpk1pk>pk2pk+1が成り立つことに注意して自然数m=npk2pk+1/pk1pk<nを取ると
σs(n)σs(m)=1pk2(ek2+1)s1pk2(ek2+2)s1pk1(ek1+1)s1pk1ek1s1pk3s1pk2s11+pk+1s=fek2+1(pk2s)f1(pk+1s)fek1(pk1s)f2(pks)>1
が成り立つ。いまek=2ek1ek24より
f2(pk1s)f2(pks)<f5(pk2s)f1(pk+1s)
が成り立たたなければならないが、実はs>0において
f2(pk1s)f2(pks)>f5(pk2s)f1(pk+1s)
が成り立つ。この証明については細かくは触れ(れ)ません(私の技術的に)が、次のように正当化することはできます。

 xにおいて
fe(x)=1xe1x(e+1)(1xe)(1+x(e+1))1xe
と評価できるのでsにおいて
f2(pk1s)f2(pks)(1pk12s)(1pk2s)1pk12sf5(pk2s)f1(pk+1s)(1pk25s)(1pk+1s)1pk+1s
すなわち
f2(pk1s)f2(pks)1pk12s>1pk+1sf5(pk2s)f1(pk+1s)
が成り立つ。またx1においては
fe(x)=i=0e1xii=0exiee+1
と評価できるのでs0において
f2(pk1s)f2(pks)49>512f5(pk2s)f1(pk+1s)
が成り立つ。よって大域的にも(ほとんどのsで)
f2(pk1s)f2(pks)>f5(pk2s)f1(pk+1s)
が成り立つと考えられる。といった具合である。

なにはともあれこれによって矛盾が得られる。

ステップ4:pk11ならばek=1である

pkpk+1pk+2pk2pk1pk
11221385
133231001
174372431
196674199

 高度合成数npk11かつek=2を満たすとする。このときpk23ならばベルトランの仮設よりpk+1<4pk1,pk+2<4pkなので
pk+1pk+2<16pk1pk<pk2pk1pk
が成り立ち、また上の表から11pk19においてもこの不等式は成り立つことに注意して自然数m=npk+1pk+2/pk2pk1pkを取ると
σs(n)σs(m)=f1(pk+1s)f1(pk+2s)fek2(pk2s)fek1(pk1s)f2(pks)>1
が成り立たなければならないがが、上と同じように(厳密な証明ではないが)sにおいて
f1(pk+1s)f1(pk+2s)f2(pk2s)f2(pk1s)f2(pks)1pk+1s1pk22s<1
およびs0において
f1(pk+1s)f1(pk+2s)f2(pk2s)f2(pk1s)f2(pks)14827=2732<1
と評価できるので矛盾。

ステップ5:pk=2,3ならばn=4,36である

 pk=2, ek=2となるようなn、つまりn=4は高度合成数である。実際
σs(1)=1,σs(2)=1+2s,σs(3)=1+3s
は全てσs(4)=1+2s+4s未満である。
 pk=3, ek=3となるような高度合成数n=2e32について、自然数m=n5/6<nを取ると
σs(n)σs(m)=f1(5s)fe(2s)f2(3s)>1
が成り立ち、また(厳密な証明ではないが)sにおいて
f1(5s)f3(2s)f2(3s)15s18s<1
およびs0において
f1(5s)f3(2s)f2(3s)123423=1
が成り立つので
f1(5s)f2(3s)f3(2s)
が言える。よってfe(2s)<f3(2s)であり、単調性よりe<3となる。ここでeek=2であったのでe=2すなわちn=36となる。
 ただし2436未満で最大の高度合成数であること(定理4σs(30)<σs(24)から簡単にわかる)に注意すると36が高度合成数であるためにはσs(24)<σs(36)であればよく、これを展開して整理すると
(1+2s+4s+8s)(1+3s)<(1+2s+4s)(1+3s+9s)8s(1+3s)<(1+2s+4s)9s9s(1+3s)<8s(1+2s+4s)3s+9s<2s+4s+8s
が必要十分条件ということになる。

 定理5の証明はs=0におけるラマヌジャンの論証を元に自力で考えたものになっているためにσs(n)<σs(m)を示す議論が多少不完全なものになっています。完全な証明はどこかに載っているのでしょうか...?ちなみにラマヌジャンは定理4と5のことを"We can easily show that (これは簡単に示すことができます)"と言っています。んなわけあるか。

優高度合成数の性質

 優高度合成数nはその定義から任意のm<nに対して
σs(n)(nm)εσs(m)>σs(m)
を満たすので高度合成数となります。そして優高度合成数はs,εを用いて次のように明示的に素因数分解できます。

 優高度合成数n=j=1kpjejに対し
ej=log((pjεpjs)/(pjε1))slogpj
および
log(1+pk+1s)logpk+1<εlog(1+pks)logpk
が成り立つ。

 任意に素数pipkを取り、m=n/pi<nとおくと
σs(n)σs(m)=1pi(ei+1)s1pieis(nn/pi)ε=piε(m)
が成り立ち、また任意に素数piを取りl=pin>nとおくと
σs(n)σs(l)=1pi(ei+1)s1pi(ei+2)s>(npin)ε=piε(l)
が成り立つ。これをそれぞれeiについて解くことで
log(piεpispiε1)slogpi1<eilog(piεpispiε1)slogpi
すなわち
ej=log(pjεpjspjε1)slogpj
を得る。
 いまek=2つまりn=4,36であるとするとk=1,2に対してek=2かつek+1=0が成り立つので
ek=2log(pkεpkspkε1)slogpk,ek+1+1=1>log(pk+1εpk+1spk+1ε1)slogpk+1
となる。これを(m),(l)の形に戻してεについて解くと
log(1+pk+1s)logpk+1<ε1logpklog(1+pks+pk2s1+pks)
がわかるが、
dds(log(1+pk+1s)logpk+1log((1+pks+pk2s)/(1+pks))logpk)=1pk+1s+12pks+1(pks+1)(pk2s+pks+1)0
より(この不等式については(めんどくさいので)証明しない)
log(1+pk+1s)logpk+1log((1+pks+pk2s)/(1+pks))logpk>log2logpk+1log32logpk>0
なのでそのようなεは存在しない。つまりn=4,36は優高度合成数ではない。
 以上よりek=1なのでm=n/pk,l=pk+1nとおくと
σs(n)σs(m)=1+pkspkε,σs(n)σs(l)=11+pk+1s>pk+1ε
すなわち
log(1+pk+1s)logpk+1<εlog(1+pks)logpk
を得る。

 いま示したのはnが優高度合成数であればsεを用いて明示的に表せる、という話であったが、逆にsεから作られたnは優高度合成数となることが言える。

 任意の0<εlog(1+2s)/log2に対して
ej=log(pjεpjspjε1)slogpj,n=j=1pjej
とおくと、nは優高度合成数となる。

 ejの定義より定理6証明内の不等式(m),(l)が成り立つことに注意する。
 いま任意にmnを取りn/m=jpjej(ejej)と(負の指数も認めて)素因数分解する。このときm=jpjej+ejより
σs(n)σs(m)=j1pj(ej+1)s1pj(ej+ej+1)s
が成り立つ。この各因数について、ejが負のとき
1pj(ej+1)s1pj(ej+ej+1)s=i=0ej11pj(eji+1)s1pj(eji)s=i=0ej11feji(pjs)1fej(pjs)ejpjejε
となり、またejが正のとき
1pj(ej+1)s1pj(ej+ej+1)s=i=1ej1pj(ej+i)s1pj(ej+i+1)s=i=1ejfej+i(pjs)fej+1(pjs)ej>pjejε
となるのでこれらを掛け合わせることで
σs(n)σs(m)jpjejε=(nm)ε
を得る。
 またm>nのとき、少なくともどれか一つはej>0となるので真の不等号が成り立つ。よってnは優高度合成数である。

 また別の表現として次のような公式が成り立つ。これは後の記事でも使われるように不等式や近似と相性のいい公式となっている。

 Nを優高度合成数とし、実数列{xr}を方程式
xrε=1xrs(r+1)1xrsr
によって定める。このとき
ϑ(x)=pxlogp,Πr(x)=px1ps(r+1)1psr
とおくと
N=exp(r=1ϑ(xr)),σs(N)=r=1Πr(xr)
が成り立つ。

 素因数分解N=j=1kpjejにおいてeirとなるようなiの内、最大のものをir(r=1,2,,e1)とおく。このときe1e2ek=1であったことを思い出すと、
N=r=1e1ppirp=exp(r=1e1ppirlogp)=exp(r=1e1ϑ(pir))σs(N)=r=1e1ppir1ps(r+1)1psr=r=1e1Πr(pir)
が成り立つ。
 いま定理6の証明内の(m)を思い出すとeirrより
pirε1feir(pirs)1fr(pirs)=1pirs(r+1)1pirsr
であって、また(l)を思い出すとeir+1r1より
pir+1ε>1feir+1+1(pir+1s)1fr(pir+1s)=1pir+1s(r+1)1pir+1sr
が成り立つ。つまりhr(x)=xε1/fr(xs)とおくとhr(pir)0,hr(pir+1)>0なのでhr(xr)=0なる実数pirxr<pir+1が存在し、特にpirxr以下の素数で最大のものとなる。すなわち
ϑ(xr)=ϑ(pir),Πr(xr)=Πr(pir)
が成り立つ。
 また(l)からhe1+1(2)>0=he1+1(xe1+1)なのでr>e1においてxr<2が成り立つ(補題3参照)。つまりr>e1においてϑ(xr)=Πr(xr)=0が成り立つ。
 以上より
N=exp(r=1e1ϑ(pir))=exp(r=1ϑ(xr))σs(N)=r=1e1Πr(pir)=r=1Πr(pir)
を得る。

 任意の自然数n0<εlog(1+2s)/log2に対して
σs(n)nεr=1Πr(xr)eεϑ(xr)
が成り立つ。特にn=exp(r=1ϑ(xr))のとき、等号が成立する。

 定理7,8よりN=r=1eϑ(xr)は優高度合成数となるので任意のnNに対して
σs(n)nεσs(N)Nε=nεr=1Πr(xr)eεϑ(xr)
を得る。また少なくともn=Nのとき、この等号は成立する。

 以上です。では。

おまけ:s=0の(優)高度合成数の性質

 s=0の(優)高度合成数に成り立つ性質およびその証明はs>0の時とほとんど同じです。というかs>0における諸不等式をs0に飛ばせば全く同じ議論ができるので証明については省略します。

 nが高度合成数であるときe1e2ek(1)が成り立ち、特にn4,36のときek=1が成り立つ。

 nが優高度合成数であるとき、
ej=1pjε1,log2logpk+1<εlog2logpk
が成り立つ。逆に任意の0<ε1に対して
n=j=1pjej(ej=1pjε1)
で自然数nを定めると、nは優高度合成数となる。

 Nを優高度合成数とし、実数列{xr}
xr=(1+1r)1ε
によって定める。このとき
N=exp(r=1ϑ(xr)),d(N)=r=1Πr(xr)
が成り立つ。また任意の自然数n0<ε1に対して
d(n)nεr=1Πr(xr)eεϑ(xr)
が成り立つ。特にn=exp(r=1ϑ(xr))のとき、等号が成立する。

おまけ:s=0における優高度合成数についての色々な表

 (s=0の)優高度合成数を小さい順にN1,N2,と置いたとき、N1N10およびd(Ni)は次のように求まります。
N1=2=2d(N1)=2N2=6=23d(N2)=4N3=12=223d(N3)=6N4=60=2235d(N4)=12N5=120=2335d(N5)=16N6=360=23325d(N6)=24N7=2520=233257d(N7)=48N8=5040=243257d(N8)=60N9=55440=24325711d(N9)=120N10=720720=2432571113d(N10)=240
また対応するεiの取り得る値の範囲をδi+1<εiδiとおくとこれらは次のように求まります。
δ1=1=1δ2=log32=0.6309δ3=log231=0.5849δ4=log52=0.4306δ5=2log23=0.4150δ6=1log32=0.3690δ7=log72=0.3562δ8=log252=0.3219δ9=log112=0.2890δ10=log132=0.2702
そしてεi=δiにおいて対応する実数列{xr(i)}d(Ni)/Niεiは次のように求まります。
ix1(i)x2(i)x3(i)x4(i)x5(i)x6(i)d(Ni)/Niεi121.51231.9011.29133.27021.6351.402452.5631.9502.05755.3122.65621.7112.19366.54132.1801.8302.733773.1212.2421.8702.94888.6113.5232.44321.7613.8569114.0662.7052.1631.8785.10310134.4832.8992.2831.9636.269

参考文献

[1]
S. Ramanujan, Highly Composite Numbers, Proc. London Math. Soc., 1915, pp. 347–409
[2]
Jean-Louis Nicolas, Guy Robin, Highly Composite Numbers by Srinivasa Ramanujan, The Ramanujan Journal, 1997, pp. 119–153
投稿日:20211115
更新日:2024125
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投稿者

子葉
子葉
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主に複素解析、代数学、数論を学んでおります。 私の経験上、その証明が簡単に探しても見つからない、英語の文献を漁らないと載ってない、なんて定理の解説を主にやっていきます。 同じ経験をしている人の助けになれば。最近は自分用のノートになっている節があります。

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  1. はじめに
  2. 補題
  3. 高度合成数の性質
  4. 優高度合成数の性質
  5. おまけ:$s=0$の(優)高度合成数の性質
  6. おまけ:$s=0$における優高度合成数についての色々な表
  7. 参考文献