本記事は、 統合ゼミのアドベントカレンダー4日目 の一部です。
さて、まずはじめはガンマ関数についてみていきたいと思います!
まずは、ガンマ関数の定義です。
実部が正である複素数
は収束する。これを指数
この定義式を部分積分すると、
となります。つまり、
となります。ここで、ガンマ関数の定義式において
であるので、
よって、
また、ガンマ関数の定義式を用いると、階乗の積分表示を得ることができます。
次に半整数値を変数とするガンマ関数についてみていこうと思います!
はじめに、
積分変数を
これと、【公式1】を繰り返し用いることで、
一般に、
となります。ここで、
通常の階乗だけを用いて、一般の場合を表すことを考えます。2重階乗の定義式において、
と表すことができました。
さて、ガンマ関数がよく出てくる例ってなんですかね?私が思うに
そこで、最後は半径
体積
と表すことができます。また、表面積
と表すことができます。
次はこの
(^・ω・^)「
かわいいきつねさんが言うので間違いありません、とりあえず
を計算していきたいと思います!まずは、直接積分してやりましょう。
被積分関数の指数関数はバラすことができるので、変数分離することができるので、
となります。別の方法として、
となります。ここで、積分変数を
となります。これらの別々の方法によって得られた結果を等しいとおくと、
よって、求めたい比例定数は
となります。(御神託のおかげだなあ(しみじみ)。)
よって、
と表すことができます。
さて、ガンマ関数はまだまだ色々と性質がありますが今回はこの辺で終えておこうと思います。
それでは、次の記事に参りましょう!