問題
を自然数とし,で定義された関数を
で定める.ただし,は自然対数とする.
において不等式
が成り立つことを示せ.
定積分を
で定める.不等式
が成り立つことを示せ.
数列が収束することを示し,その極限値を求めよ.
余話
かなり人工的な問題です(それゆえ美しくない問題だとも思っています).確か,大阪大学2015の問題の類題を作ろうと思い,式を弄ってたら出来た問題だったはず.
解答
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(1) ,とおく.ゆえは単調増加で,と合わせてを得る.よってにおいてが成立.同様に,およびゆえは単調増加で,と合わせてを得る.したがっては単調増加で,と合わせてを得る.よってにおいてが成立.以上より,示すべき命題は示された.
(2) 前問で示した不等式からが成立するので
ここでと置換すると
となって示された.
(3) とおくと前問の結果より.に対して,前問と同様に不等式を用い,なる置換をして整理すると
のとき,第2項は0に収束する.よって,はさみうちの原理からとなる.つまりはに収束し,が収束することが示される.そして
以上より