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現代数学解説
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アデール環とイデール群を知る(後半)

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はじめに

 こんにちは.
 この記事は前回の記事『アデール環とイデール群を知る(前半)』の続きになります.そちらの方に目を通していない方は,そちらから読むことをお勧めします.では,早速本題に入りましょう.

イデール群の定義

 以下では,$K$を大域体,$V_{\infty}$$K$の無限素点全体,$V_{< \infty}$$K$の有限素点全体とします.

イデール群

 $K$イデール群$ \mathbb{I}_K$を直積群$\displaystyle \prod_v K_v^*$($v$$K$の素点全体を走る)の部分群として,以下のように定義する.

$\mathbb{I}_K = \lbrace (\alpha_v)_v \in \displaystyle \prod_v K_v^* | \text{ほとんど全ての} K \text{の有限素点} v \text{について} \alpha \in O_v^* \rbrace$.

ただし、 $K_v$は素点$v$による$K$の完備化を表し、 $O_v$$K_v$$v$による付値環を表す.

 これがイデール群の定義になります.イデール群はアデール環の乗法群として定義されるので,新しく覚えることはあまりなかったりします.なので身構えず,むしろここからどのような性質が出てくるのかをじっくりと見ていってください.

イデール群の位相

 $S$$V_{\infty}$を含むような有限集合とする.このとき,

$\mathbb{I}_K = \displaystyle \bigcup _S \mathbb{I}_K (S)$

が成り立つ.ただし,$\mathbb{I}_K(S)=\lbrace (\alpha_v)_v \in \displaystyle \prod_v K_v^* | v \notin S, \alpha_v \in O_v^* \rbrace$である.

有理数体$\mathbb{Q}$の場合

 アデール環のときと同様,大域体として一番馴染みのある有理数体$\mathbb{Q}$で考えてみましょう.まず,$\mathbb{Q}$が持つ無限素点は通常の絶対値付値のみでしたね.このことから$\mathbb{Q}$のイデール群は

$\mathbb{I}_{\mathbb{Q}} = \lbrace (\alpha_p)_p \in \mathbb{R}^* \times \displaystyle \prod_p \mathbb{Q}_p^* | \alpha_p \in \mathbb{Z}_p^*  \text{for almost all } p \rbrace$

となります.
 さて,ここで注目すべきはイデール群の元$(\alpha_p)_p$はほとんど全ての有限素点$p$に対して,$ \alpha_p \in \mathbb{Z}_p^*$を満たすということです.そのような素数$p$から定まる$p$進(離散)付値$v$を考えると,$v(\alpha_p)=0$ということがわかります.即ち,$ \alpha_p$$p$の冪を持たないのです.

 後ほど話しますが,アデール環のときと同様,$ \mathbb{Q}$$\mathbb{I}_{\mathbb{Q}}$に埋め込むことができます.なので,任意の有理数$\alpha$は高々有限個の素数の冪から構成されるということがわかります.
 この辺りの感覚は,なんだか素因数分解を彷彿とさせます.

 イデール群の位相を次のように与えます.

イデール群の位相

 イデール群の部分集合族として

$\mathcal{B}^* = \lbrace \displaystyle \prod_{v \in S} U_v \times \prod_{v \notin S}O_v^* | V_{\infty} \subseteq S,  \forall v \in S, U_v \subseteq K_v^* \text{は開}\rbrace $

を考える($S$は有限集合).このとき,イデール群の位相はこの集合族を開基に持つ.

 証明はアデール環のときと同様ですが,一応記しておきましょう.

 $\mathcal{O} = \lbrace \bigcup \mathfrak{U} | \mathfrak{U} \subset \mathcal{B}^* \rbrace$が位相の三つの条件を満たしていることを示す.

 $\varnothing \in \mathcal{B}^*$より$\varnothing\in \mathcal{O}$である.また,命題1より$\mathbb{I}_K \in \mathcal{O}$もわかる.

 次に,$\mathcal{B}^*$から任意に二つの集合$U= \displaystyle \prod_{v \in S} U_v \times \prod_{v \notin S} O_v^*$, $W = \displaystyle \prod_{v \in T} W_v \times \prod_{v \notin T} O_v^*$を取る
($S$,$T$$V_{\infty}$を含む有限集合).
 このとき,

$\begin{aligned} U \cap W &=(\prod_{v \in S} U_v \times \prod_{v \notin S} O_v^*) \cap (\prod_{v \in T} W_v \times \prod_{v \notin T} O_v^*) \\ &= (\prod_{v \in S \cap T}U_v \cap W_v) \times (\prod_{v \in S \setminus T} U_v \cap O_v^*) \times (\prod_{v \in T \setminus S} O_v^* \cap W_v) \times (\prod_{v \notin (S \cup T)} O_v^*) \end{aligned}$

である.$O_v^* \in \mathcal{O}_{K_v}$ゆえ$U_v \cap W_v$,$U_v \cap O_v^*$,$O_v^* \cap W_v \in \mathcal{O}_{K_v^*}$である.$V_{\infty} \subseteq S \cap T$でこれは有限集合なので,$U \cap W \in \mathcal{B}^*$である.

 最後に,$\mathcal{O}$に属する集合の和集合が$\mathcal{O}$に入ることだが,これは$\mathcal{O}$の定め方より明らかである.

 よって,$\mathcal{O}$は位相となり,$\mathcal{B}^*$はこの開基となる. $\square$

 イデール群はこの位相に関して,位相群をなします.
 アデール環と同様,次の命題が成り立ちます.

 イデール群は上で定めた位相に関して,局所コンパクトになる.

 証明はアデール環のときと同様です.

 さて,イデール群に対しても位相を定めることができました.しかし,ここで注意が必要です.イデール群はアデール環の乗法群として定義されるのでした.なので,明らかに部分集合です.したがって,相対位相をイデール群に定めることもできますが,これは上記の位相よりも弱い位相になります.実際,相対位相でイデール群の位相を与えた場合,逆元を与える写像は連続写像ではなくなります.

 このあたりを詳しく見たい方は,以下の記事を参考にしてください.
adele環とidele群の位相

イデール群が持つ性質

 イデール群$\mathbb{I}_K$に対し,$K^*$の元を次のように対応させます.

$K^* \ni \alpha \mapsto (\alpha)_v \in \mathbb{I}_K$.

するとこれは単射写像になりますから,この対応により大域体の乗法群$K^*$をイデール群の部分群と見做すことができます.これを主イデールと呼んだりします.

 写像$c:\mathbb{I}_K \to \mathbb{R}_{>0}$$c(\alpha)= \displaystyle \prod_{v} |\alpha_v|_v$として与えます(ただし,$\mathbb{R}_{>0}$は正の実数の乗法群とする).
 この写像は連続準同型となり,正の実数へと移ります.

積公式

 $\alpha \in K^*$ならば,$c(\alpha)=1$.

 上述より,$K^*$$\mathbb{I}_K $の部分群と見做せる.したがって,有限個を除いたほとんど全ての素点$v$に対し,$| \alpha |_v=1$である.$\, $よって$c(\alpha)= \displaystyle \prod_{v} |\alpha|_v$は高々有限個の素点による積となる.
 $v’$は有理数体$\mathbb{Q}$(または一変数関数体$\mathbb{F}(t)$)の素点全体をとるとする.このとき$K$の素点で$v'$の延長となるような素点を$v|v'$と書く.すると,

$\displaystyle \prod_v |\alpha |_v= \prod_{v'}( \prod_{v|v' } |\alpha |_v) = \prod_{v'} | \text{Norm}_{K/ \mathbb{Q}}(\alpha) |_{v'}$

が成り立つ(上の第二式はつまり,$K$の素点を素体における素点でまとめ直すということです.第三式はここでは証明を省略しています.気になる方はCassels&Fröhlichの"Algebraic Number Theory"の59ページを参照してください).
以上の議論から,$K= \mathbb{Q}$または$K=\mathbb{F}(t)$のときを考えれば良い.ここでは前者の場合に証明する.
 $b \in \mathbb{Q}$

$\displaystyle b = \pm \prod_p p^{\beta_{p}}$

とおく.ただし,$p$は全ての素数をとり,$\beta_p \in \mathbb{Z}$である.このとき,$p$進付値に対しては

$ | b |_p = p^{- \beta_p}$

であり,通常の絶対値に対しては

$\displaystyle | b |_{\infty}= \prod_p p^{\beta_p}$

となる.したがって,

$ \displaystyle | b |_{\infty} \times \prod_p | b |_p= \prod_p p^{\beta_p} \times \prod_p p^{- \beta_p} =1$

となる. $\square$

 $K^*$$\mathbb{I}_K$の離散部分群である.

 アデール環の任意の開集合$U$に対し,$U \cap \mathbb{I}_K$がイデール群の開集合であることを示す.アデール環の位相の開基は

$\mathcal{B} = \lbrace \displaystyle \prod_{v \in S} U_v \times \prod_{v \notin S}O_v | V_{\infty} \subseteq S,  \forall v \in S, U_v \subseteq K_v \text{は開}\rbrace$

であったので,$U = \displaystyle \prod_{v \in S} U_v \times \prod_{v \notin S} O_v \in \mathcal{B}$としてとる.このとき,

$\begin{aligned} U \cap \mathbb{I}_K &= U \cap \bigcup_{P_\infty \subseteq T} \mathbb{I}_K (T) \\ &= \bigcup_{P_\infty \subseteq T} \lbrace U \cap \mathbb{I}_K(T) \rbrace \\ &= \bigcup_{P_\infty \subseteq T} \lbrace \prod_{v \in S \cap T} U_v \cap K_v^* \times \prod_{v \in S \setminus T} U_v \cap O_v^* \times \prod_{v \in T \setminus S} O_v \cap K_v^* \times \prod_{v \notin S \cup T} O_v^* \rbrace \end{aligned}$

であり,$U_v \cap K_v^*, U_v \cap O_v^*, O_v \cap K_v^* \in \mathcal{O}_{K_v^*}$となり,$S \cap T$は有限個の素点からなる有限集合なので,上の$U \cap \mathbb{I}_K$はイデール群の開集合となる.
 ここで主アデール$K$は,そのアデール環$\mathbb{A}_K$で離散であったことから,乗法群$K^*$の任意の元$a$をとって,$a$以外の$K^*$の元を含まないようなある開近傍$V$が存在する.$V \cap \mathbb{I}_K$はイデール群における$a$の開近傍であり,やはり他の$K^*$の元を含まない.
 したがって,主イデール$K^*$はイデール群$\mathbb{I}_K$の離散部分群である. $\square$

 $U_v \cap K_v^*, U_v \cap O_v^*, O_v \cap K_v^* \in \mathcal{O}_{K_v^*}$と書きましたが,厳密には同じ$\mathcal{O}_{K_v^*} $に属する訳ではなく,素点$v$ごとに異なる$K_v^*$の位相に属します.

 さて,もう少しイデール群の持つ性質について踏み込んでいきましょう.以前定めた写像$c: \mathbb{I}_K \to \mathbb{R}_{>0}$に関し,$\ker(c)= \mathbb{I}_K^1$と置いてあげましょう.これに対して,$\mathbb{I}_K$上の相対位相を定めます.
 また,積公式から$K^* \subseteq \mathbb{I}_K^1$が成り立ちます.

 $\mathbb{I}_K^1$はアデール環$\mathbb{A}_K$の部分集合としては,閉集合となる.また,$\mathbb{I}_K^1$に対する$\mathbb{A}_K$上の相対位相と$\mathbb{I}_K$上の相対位相は一致する.

 $\alpha \in \mathbb{A}_K \setminus \mathbb{I}_K^1$とする.このとき,$\alpha$$\mathbb{A}_K$近傍$W$$W \cap \mathbb{I}_K^1 = \varnothing$となるものを見つける.

(ⅰ)$\displaystyle \prod | \alpha_v |_v < 1$のとき, 素点$v$からなる有限集合$S$で,次の(1),(2)を満たすものが存在する.

(1)$S$$| \alpha_v |_v >1$を満たす素点$v$をすべて含む.
(2)$\displaystyle \prod_{v \in S} | \alpha_v |_v <1$である.

このとき,$W$は十分小さな$\varepsilon > 0$に対し

$| \xi_v - \alpha_v |_v < \varepsilon v \in S$
$| \xi_v |_v \le 1 v \notin S$

によって定義することができる.よって,$\varepsilon$の取り方から$W \cap \mathbb{I}_K^1 = \varnothing$である.

(ⅱ)$\displaystyle \prod_v |\alpha_v |_v = C >1$のとき,素点$v$からなる有限集合$S$で,次の(1),(2)を満たすものが存在する.

(1)$S$$| \alpha_v|_v \neq 1$を満たす素点$v$をすべて含む.
(2)$v \notin S$のとき,$| \xi_v |_v <1$ならば$| \xi_v |_v < \frac{1}{2C} $.

ここで,$| \xi_v - \alpha_v |_v < \varepsilon \, (v \in S)$ならば$\displaystyle 1< \prod_{v \in S} | \xi_v | < 2C$を満たすような小さな$\varepsilon$をとることができ,よって$W$

$| \xi_v - \alpha_v |_v < \varepsilon v \in S$
$| \xi_v |_v \le 1 v \notin S$

によって定めることができる.このとき,$W$に属する元は$\mathbb{I}_K^1$には属さない.

 次に$\mathbb{I}_K^1$に対する$\mathbb{A}_K$上の相対位相と$\mathbb{I}_K$上の相対位相は一致することを示す.そこで,任意の$\alpha \in \mathbb{I}_K^1$に対し,そのすべての$\mathbb{I}_K$-近傍が$\alpha$$\mathbb{A}_K$-近傍を含み,その逆も言えることを示す.
 $W$$\alpha$$\mathbb{A}_K$-近傍とする.このとき,$W$

$| \xi_v - \alpha_v |_v < \varepsilon (v \in S)$
$| \xi_v |_v \le 1 (v \notin S)$         (16.1)

を満たす元の集まりとして表せる.ここで$S$は素点$v$からなる有限集合とする.これは$\le$$=$に置き換えることで,$\mathbb{I}_K$-近傍を含んでいることがわかる.
 $H$$\alpha$$\mathbb{I}_K$-近傍とする.このとき,$H$

$| \xi_v - \alpha_v |_v < \varepsilon (v \in S)$
$| \xi_v |_v = 1 (v \notin S)$         (16.2)

を満たす元の集まりとして表せる.ここで有限集合$S$はすべての無限素点$v$$| \alpha_v |_v \neq 1$を満たす有限素点$v$を含む.
 $\displaystyle \prod |\alpha_v |_v = 1$であるから,上の条件を満たす$( \xi_v)_v $$\displaystyle \prod | \xi_v |_v < 2$となるような小さな$\varepsilon$をとることができる.
 このとき,$H \cap \mathbb{I}_K^1= W \cap \mathbb{I}_K^1$となる.実際,$W \cap \mathbb{I}_K^1 \subset H \cap \mathbb{I}_K^1$は前述の通りである.逆に,(16.1)で$\varepsilon$を十分小さくとることで,$| \xi_v |_v =1 (v \notin S)$となり,$ H \cap \mathbb{I}_K^1 \subset W \cap \mathbb{I}_K^1$もわかる.
 よって,$\alpha$$\mathbb{I}_K$-近傍は$\mathbb{A}_K$-近傍を含んでいる. $\square$

 (ⅱ)の$S$の存在については少し触れようと思います.
 まず,$\alpha \in \mathbb{A}_K$なので,ほとんどすべての素点$v$に対し,$| \alpha_v |_v \le 1$が成り立ちます.今,$\displaystyle \prod_v |\alpha_v |_v = C < \infty$と仮定しているので,さらに上の素点のうち,有限個を除いたすべての$v$に対し,$| \alpha_v |_v =1$でなければいけません.したがって,(1)の条件は満たせます.
 次に(2)ですが,これは局所体についての知識が必要になります.今回は$K$を代数体として考えてみましょう.
 $v_{\mathfrak{P}}$$K$の有限素点の一つとします.このとき,乗法付値$| \cdot | _{v_ \mathfrak{P}}$による$K^*$の像は$\lbrace \frac{1}{P^l} | \, l \in \mathbb{Z} \rbrace$で表せます.ただし,$P$は乗法付値$| \cdot | _{v_ \mathfrak{P}}$による$K$の付値環$\mathcal{O}_{\mathfrak{P}}$をその極大イデアル$\mathfrak{P}$で割った剰余体の位数$P= |\mathcal{O}_{\mathfrak{P}} / \mathfrak{P} |$とし,有理数体$\mathbb{Q}$の素数$p$をとり,$| \cdot | _{v_ \mathfrak{P}}$$| \cdot | _{v_ p}$の延長であるとします.このとき,$p | P$が成り立ちます.
 さて,このとき$2C$は有限の値ですから,$p \le 2C$となる素数$p$は高々有限個しかありません.つまり,$P \le 2C$となる素イデアル$\mathfrak{P}$も有限個しかありません.そこでこのような有限素点$v_{\mathfrak{P}}$をすべて$S$に入れてしまいましょう.すると$v \notin S$に対しては,上の議論より$| \xi_v |_v <1$ならば$| \xi_v |_v < \frac{1}{2C} $となることがわかります.

 積公式より,$K^* \subset \mathbb{I}_K^1$が成り立ちます.そのことから次の定理が成り立ちます.

 商位相の定まった$\mathbb{I}_K^1 / K^*$はコンパクトである.

 上で示した補題を用いると,$\mathbb{A}_K$のコンパクト集合$W$で写像

$W \cap \mathbb{I}_K^1 \to \mathbb{I}_K^1 / K^*$

が全射となるものが存在すれば十分である.実際,上の写像は自然な全射$\mathbb{I}_K^1 \to \mathbb{I}_K^1/K^*$の制限写像であり,$W \cap \mathbb{I}_K^1$に定まる位相が$ \mathbb{I}_K^1$における相対位相であることから,$W \cap \mathbb{I}_K^*$はコンパクトである.
 $W= \lbrace \xi = (\xi_v)_v | \, | \xi_v |_v \le | \alpha_v |_v \rbrace$とする.ここで$\alpha = (\alpha_v)_v$は,ある特殊な数$C$に対し,

$\displaystyle C < \prod_v | \alpha_v |_v $

を満たすものとする.
 $\beta = (\beta_v)_v \in \mathbb{I}_K^1$とするとき,ある$\eta \in K^*$が存在して,

$| \eta_v | \le | \beta_v^{-1} \alpha_v |_v \text{ for all} \, v$

となる.このとき,$\eta \beta \in W$となり,全射性が示せた. $\square$

 この定理は重要なものになるのですが,証明において何点か不明瞭な記述があります.上で謎に現れた数$C$はアデール環から得られる性質の一つになります.
 この謎の$C$について触れたい方は,Cassels&Fröhlichの"Algebraic Number Theory"の66ページを参照してください.

終わりに

 今回はイデール群についてまとめました.まだまだ実力不足ゆえ,記述の中で誤りとなる部分があるかもしれません.その場合,そっと教えてくださると助かります.
 また,この記事がイデール群を理解するヒントになれば幸いです.

参考文献

[1]
Cassels, J. W. S., & Fröhlich, A. (Eds.)., Algebraic Number Theory, London Mathematical Society, 2010
[2]
加藤和也・黒川信重・斎藤毅, 数論Ⅰ Fermatの夢と類体論, 岩波書店, 2005
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