こんにちは、微小です。
今回は、Mellin変換や積分変換について紹介しようと思います。
定義を見ていきます。
ある区間
Mellin変換は、ある関数
Mellin変換は両側Laplace変換の乗法版とみなせる。
両側Laplace変換という新しい言葉が出てきました。
次はLaplace変換、両側Laplace変換について見ていきましょう。
ここで変換される関数を原関数(original function)、変換された関数
Laplace変換の利点を簡単に説明します。Laplace変換を使うと「微分方程式」を積分を使わずに解くことができます。
まずは必要な原関数を、Laplace変換を用いてその像関数を求めます。
次を示せ。
原関数 | 像関数 |
---|---|
ただし、
(1)定義そのものであるから明らか。
(2)部分積分より、
(3)
これらを使って簡単な微分方程式を解いてみましょう。
微分方程式
Laplace変換より、
積分を使うことなく、代数方程式を解く要領で微分方程式が解けました。これがLaplace変換の力です。
関数
その名の通り、Laplace変換の積分区間を負の無限大まで拡大したものです。そして次の公式が得られます。
さて、例の標語について考えていきましょう。
Mellin変換と両側Laplace変換の関係性を示せればOKです。
これがMellin変換が両側Laplace変換の乗法版と言われる所以でしょう。
最後にこれらの一般論を述べておきましょう。
以下の作用素
ここで、二変数関数
つまり、入力関数は
上の3つの変換はすべて積分変換である。
変換 | Laplace変換 | 両側Laplace変換 | Meilln変換 | Fourier変換 |
---|---|---|---|---|
核 |
上で議論したことは核の変換ということでした。
最後にいくつか事実を述べて終わろうと思います。
(1)すべての積分変換は線形作用素である。すなわち、積分変換
(2)すべての線形作用素は積分変換になる。(Schwarzの核定理)
より詳しく知りたい方はFredholm理論で調べてみてください。
読んでいただきありがとうございました。