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逆数和で1を作る

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自分の備忘録がてら,幾つかの相異なる正の整数の逆数和で1を作る等式をまとめます.項を入れ替えて得られる等式は同じものとみなしています.新しいものを見つけ次第更新するかもしれません.

更新履歴

(2023/10/17:項数7の部分を追加)

項数1

1=11

項数2

1=1x+1y
を満たす相異なる正の整数x,yは存在しません.

項数3

1=12+13+16

項数4

全部で6個あります.
1=12+13+17+142
1=12+13+18+124
1=12+13+19+118
1=12+13+110+115
1=12+14+15+120
1=12+14+16+112

項数5

数が多い(72個)のでタイプミスがある可能性が存在します….分母が3以上の整数のみからなる式がたった1つなのは面白いですね.割合にすると約1.39%です.

72個の数式を表示

1=12+13+17+143+11806
1=12+13+17+144+1924
1=12+13+17+145+1630
1=12+13+17+146+1483
1=12+13+17+148+1336
1=12+13+17+149+1294
1=12+13+17+151+1238
1=12+13+17+154+1189
1=12+13+17+156+1168
1=12+13+17+160+1140
1=12+13+17+163+1126
1=12+13+17+170+1105
1=12+13+17+178+191

1=12+13+18+125+1600
1=12+13+18+126+1312
1=12+13+18+127+1216
1=12+13+18+128+1168
1=12+13+18+130+1120
1=12+13+18+132+196
1=12+13+18+133+188
1=12+13+18+136+172
1=12+13+18+140+160
1=12+13+18+142+156

1=12+13+19+119+1342
1=12+13+19+120+1180
1=12+13+19+121+1126
1=12+13+19+122+199
1=12+13+19+124+172
1=12+13+19+127+154
1=12+13+19+130+145

1=12+13+110+116+1240
1=12+13+110+118+190
1=12+13+110+120+160
1=12+13+110+124+140

1=12+13+111+114+1231
1=12+13+111+115+1110
1=12+13+111+122+133

1=12+13+112+113+1156
1=12+13+112+114+184
1=12+13+112+115+160
1=12+13+112+116+148
1=12+13+112+118+136
1=12+13+112+120+130
1=12+13+112+121+128

1=12+13+114+115+135

1=12+14+15+121+1420
1=12+14+15+122+1220
1=12+14+15+124+1120
1=12+14+15+125+1100
1=12+14+15+128+170
1=12+14+15+130+160
1=12+14+15+136+145

1=12+14+16+113+1156
1=12+14+16+114+184
1=12+14+16+115+160
1=12+14+16+116+148
1=12+14+16+118+136
1=12+14+16+120+130
1=12+14+16+121+128

1=12+14+17+110+1140
1=12+14+17+112+142
1=12+14+17+114+128

1=12+14+18+19+172
1=12+14+18+110+140
1=12+14+18+112+124

1=12+14+19+112+118

1=12+14+110+112+115

1=12+15+16+18+1120
1=12+15+16+19+145
1=12+15+16+110+130
1=12+15+16+112+120

1=13+14+15+16+120

項数6

pythonで解を求めるプログラムを組んで調べたところ,全部で2320個もあるようです.全てをここに記すには余白が少ないので,幾つかだけ挙げておきます.
因みに,分母が3以上の整数のみからなる式は,2320個の内たったの27個でした.割合にして約1.16%です.少ないですね.
1=12+13+17+143+11807+13263442
1=12+13+17+143+13570+13655
1=12+13+18+125+1601+1360600
1=12+14+18+116+124+148
1=12+16+18+110+112+140
1=13+14+15+16+121+1420
1=13+14+15+18+115+140
1=13+14+16+110+112+115

項数7

ふと思い出して久しぶりにpythonプログラムに頑張ってもらったところ,解の個数は全部で245765となるようです.最も小さい整数で解の組を分類すると,
最小の整数が2の解 244817個
最小の整数が3の解 948個
です.最小の整数が3である解は全体の約0.39%に過ぎません.最小の整数が2である解が圧倒的に多いですね.こんなに差がつくなんて何だか不思議です.

見つけた中から幾つか例を挙げます.一番上の式は中々強烈な見た目をしていますね.
1=12+13+17+143+11807+13263443+110650056950806
1=12+13+17+1135+1140+1189+1252
1=12+14+15+121+1672+12144+12345
1=12+15+16+18+1182+1504+11170
1=13+14+15+16+121+1588+11470
1=13+14+15+18+111+11400+123100
1=13+14+16+18+116+124+148
1=13+15+16+110+112+115+120

項数9

項数9からは奇数の逆数のみの和で1を表す式が出現します.再びpythonプログラムに頑張ってもらった結果,項数9では次の5通りがそれに該当するようです.
1=13+15+17+19+111+115+121+1135+110395
1=13+15+17+19+111+115+121+1165+1693
1=13+15+17+19+111+115+121+1231+1315
1=13+15+17+19+111+115+133+145+1385
1=13+15+17+19+111+115+135+145+1231

項数13

1=13+15+17+19+111+121+135+145+177+1129+1385+129799+1148995

投稿日:202255
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certain
certain
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19109
素朴な問題が特に好きです.

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