近年の東大入試では二項係数を題材とした整数問題がよく出題されています。具体例を見ていきましょう。
このように,二項係数のシンプルな難問が多数出題されています.これ以前にも数回出題されていましたね.実は,これらの問題はとある考え方を用いることで簡単に解くことができます.それを,次の具体例を通してみていきましょう!
ここでは,上記の問題の類題を解きすすめながらポイントを押さえていきましょう.
こちらです.正直,この手の問題は初手がかなり悩ましいと思います.このような問題は以下のように考えるとうまくいきやすいということを覚えておきましょう.
方針:
(1)前半部分です.これは,二項定理を想像していただくとイメージしやすいと思います.
(2)次に後半部分です.
では,解いていきましょう.
①より,
このように表現できることで考察がしやすくなります.元々は,
の
ここで気づきたいのが,③の式を展開した時に係数が
④はどの項にも
したがって、求める
いかがでしたか?意外と簡単に解くことができましたね.では最後にこの事実を少しだけ拡張しましょう.
実は,一般に以下の定理が成り立ちます.この事実が二項係数の問題では刺さります.
素数
二項定理より
となる.補題3より,素数
が得られる.題意は示された.
素数
定理1を複数回適用することで,定理2は容易に得られる.
素数
この時,分母と分子の素因数
・
・
・素数
これらのツールを使用することで簡単に二項係数の余りを求めたり,個数を求めたりすることができます.また,この発想はさほど超人的なものではないので思いつくこともできますね.
長い記事でしたが,見ていただきありがとうございました!このネタは思いついている人がいそうなので,すでにこのような記事が投稿されている場合は指摘いただけたらすぐに削除します.
追記:コメント欄に拡張をしてくださった方がいらっしゃいます.とても美しい結果なので是非みてみてください!!