2

積分

95
0

In:=1elnnxdx

In=1elnnxdx=[xlnnx]1en1elnn1xdx=enIn1
両辺をn!で割ると、
Inn!=en!In1(n1)!
Inn!を新しくanとおくと、anは漸化式an=en!an1を満たす。よってan
an=en!e(n1)!++(1)n1e1!+(1)na0=(1)n(a0+ek=1n(1)kk!)=(1)n(1+ek=0n(1)kk!)=(1)n(1+ek=0n(1)(nk)(nk)!)
と計算できる。これにn!をかけることで
In=(1)n+1n!+ek=0n(1)knPk
である。

limnIn=0

すべての正の整数nについて、x[1,e]ならば|lnx|1である。定数関数1[1,e]上可積分なので優収束定理より積分と極限は交換できて、
limnIn=limn1elnnxdx=1elimnlnnxdx=0
である。

明らかにInは単調減少で、Ineの整数係数の一次式で書けるから、eの値を有理数で評価できる。

I6=265e720>0よりe>720265=14453>2.7169である。
I7=50401854e>0よりe<50401854=280103<2.7185である。

手計算でそれなりの精度が得られる。
次の定理にこのInを使った証明を与える。

eは無理数である。

eQと仮定する。e>0なので、互いに素な正の整数p,qが存在してe=pqを満たす。Ineの整数係数一次多項式なので、In1qZであり、Inは単調減少なので、十分大きいN0<IN<1qを満たす。しかし、これはIn1qZに反する。よってeQである。

投稿日:2022924
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Ιδέα
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割り算が苦手です

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