目次
次の等式を証明する。
いま,
を得る。
を得る。
と定義する。
とする。
また,
さらに,
この式を書き換えると
すなわち
が成り立つ。
まとめると,
が成り立つ。
について考える。
と推測する。
となる。よって,
となる。
上記を参考に,アルゴリズムを提案する。
STEP1.項比
STEP2.
STEP3.
STEP4.
STEP5.
STEP6.
STEP7.
STEP8.
として,
となる。
そこで,次の二つの手法が用いられる。
1)
2)
これらの手法は絶対的ではないが,
これを基に,
となり,
と推測する。さらに,
いま,
3)最大の因数を選ぶ
である。これにより
すると,
となる。
前述の手法から,
を考えると,
これを基に,
を考えるが,この場合はうまくいかないらしい。ところが
とすると,
を得る。これを眺めると,
すなわち,
と推測する。これを基に
とおけば,
となる。これを基に
とおけば,
に矛盾しない。
したがって,
となる。いま,
より,
となる。
前述のとおり,
であった。これに対し
すなわち
となり,
を得る。
また,
とすれば,
となる。
二つの行列
を与える。また,
このとき,
が成り立つ。実際に計算すると
となるので,経路不変性は
が成り立つことと同値である。
いま,
が成り立つ。また,
が成り立つ。
ここで,具体例について考える。
であった。
すなわち
となる。
さらに,
となり,
ここで,
とわかる。
また,
であり,少なくともこの例での
が
さらに,
となる。
ではこれが一般の
となり,
と確認できる。改めて定理として述べる。
を定めると
および
が成り立つ。
とすると
が成り立つ。