こんにちは。今日は、
世の中には積分を用いた証明があるようですが、ここではランベルトが証明した方法を紹介します。
使うのは、三角関数の級数展開と、連分数展開です。
まず
です。そして、次の級数展開
を先の式に代入すれば
ここで
となります。ここで
と連分数展開できます。
次に、証明に必要な定理を紹介します。
ある数が
と連分数展開できるとき、
が成り立つならば、その数は無理数である。
証明は残念ながら見つかりませんでした。
では、
と、整数係数の連分数展開が得られます。すると先程の定理に当てはめれば
となります。
実数
が成り立つ。
ここから、次の系が得られます。
有理数
これは背理法を用いれば定理2との矛盾が生じることで示せます。
そして、この系によって
今日はここまでです。最後まで読んでくださってありがとうございました。