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4つの円に囲まれたラグビーボールのような図形の面積

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問題(数Ⅲ、数Cの範囲で解けます。)

円に囲まれた図形 円に囲まれた図形

半径R1で中心がy軸上にあり、点(0,H2)を通る円を円C1、円C1とはx軸に対して線対称な円を円C3
半径R2で中心がx軸上にあり、点(W2,0)を通る円を円C2、円C2とはy軸に対して線対称な円を円C4とする。
C2C4は、円C1と1点で交わり、円C3とも1点で交わる。
このとき、次の問いに答えよ。
ただし、0<2R2<H<W<2R1とする。

1.円C1,C2を式で表せ。

2.円C1,C2の交点の一つを点(x0,y0) (x0,y0>0)とするとき、x0,y0をそれぞれR1,R2,H,Wで表せ。

3.円C1,C2の中心をそれぞれ点C1,C2とし、OC1C2=θ0 (0θ0π2)とするとき、円C1,C2,C3,C4で囲まれた図形(図1斜線部)の面積Sθ0,R1,R2,H,Wで表せ。

4.R2R1,H,Wで表せ。

5.次の問いに答えよ。
(a)limR1R2を求めよ。
(b)sinθ0,tanθ0,limR1θ0をそれぞれR1,R2,H,Wで表せ。
(c)sinθ0<θ0<tanθ0を利用してlimR1SH,Wで表せ。













模範解答

1.円C1,C2を式で表せ。


C1
中心を(0,y1) (y1>0)とすると
C1:x2+(y+y1)2=R12
(0,H2)を通るので
02+(H2+y1)2=R12
(H2+y1+R1)(H2+y1R1)=0
y1=R1H2 (H2+y1+R1>0)
C1:x2+(y+R1H2)2=R12

C2
中心がx軸上、半径R2
(W2,0)を通るので、中心(W2R2,0)
C2:{x(W2R2)}2+y2=R22
C2:(xW2+R2)2+y2=R22

2.円C1,C2の交点の1つを点(x0,y0) (x0,y0>0)とするとき、x0,y0をそれぞれR1,R2,H,Wで表せ。


点!FORMULA[71][-1346103092][0] (x0,y0)

C1,C2は1点で交わるので、半径が同一線上にある。(図2)
原点O, 点(0,R+H2), 点(W2R2,0)を頂点とする直角三角形と
(x0,0), 点(x0,y0), 点(W2R2,0)を頂点とする直角三角形は相似なので
R2:(R1R2)={x0(W2R2)}:(W2R2)=y0:(R1H2)

R2:(R1R2)={x0(W2R2)}:(W2R2)
(R1R2)x0(R1R2)(W2R2)=R2(W2R2)
(R1R2)x0=R1(W2R2)
x0=R1R1R2(W2R2) (R1R2>0)

R2:(R1R2)=y0:(R1H2)
y0=R2R1R2(R1H2)

3.円C1,C2の中心をそれぞれ点C1,C2とし、OC1C2=θ0 (0θ0π2)とするとき、円C1,C2,C3,C4で囲まれた図形(図1斜線部)の面積Sθ0,R1,R2,H,Wで表せ。


(図2)より
S4=(C1R1)(OC1C2)+(C2R2)

=θ02R1212(R1H2)(W2R2)+12(π2θ0)R22

=θ02R1212R1(W2R2)+H4(W2R2)+(π4θ02)R22

S=2θ0R122R1(W2R2)+H(W2R2)+(π2θ0)R22

4.R2R1,H,Wで表せ。
C1:x2+(y+R1H2)2=R12(x0,y0)を通るので
x02+(y0+R1H2)2=R12
x02+y02+2y0(R1H2)+(R1H2)2=R12

R12(R1R2)2(W2R2)2+R22(R1R2)2(R1H2)2+2R2R1R2(R1H2)2+(R1H2)2=R12

R12(R1R2)2(W2R2)2+R22(R1R2)2(R1H2)2+R1+R2R1R2(R1H2)2R12=0

R12(R1R2)2(W2R2)2+R22+R12R22(R1R2)2(R1H2)2R12=0

R12(R1R2)2(W2R2)2+R12(R1R2)2(R1H2)2R12=0

(W2R2)2+(R1H2)2(R1R2)2=0  (R12(R1R2)2>0)

(W2R2)2+{(R1H2)+(R1R2)}{(R1H2)(R1R2)}=0

(W2R2)2+(2R1R2H2)(R2H2)=0

(W2)2WR2+R22+2R1(R2H2)R22+(H2)2=0

(W2)2WR2+2R1R2HR1+(H2)2=0

(2R1W)R2=HR1(H2)2(W2)2

R2=HR1(H2)2(W2)22R1W  (2R1W>0)

=4HR1H2W28R14W

5.次の問いに答えよ。
(a)limR1R2を求めよ。


limR1R2=limR14HR1H2W28R14W
=limR14HH2R1W2R184WR1
=4H8
=H2

(b)sinθ0,tanθ0,limR1θ0をそれぞれR1,R2,H,Wで表せ。


(図2)から
sinθ0=1R1R2(W2R2)
tanθ0=W2R2R1H2=1R1H2(W2R2)

limR1sinθ0
=limR11R1R2(W2R2)=0
limR1θ0=0  (0θ0π2)

(c)sinθ0<θ0<tanθ0を利用してlimR1SH,Wで表せ。

S=2θ0R122R1(W2R2)+(π2θ0)R22+H(W2R2)

2sinθ0R122R1(W2R2)
<2θ0R122R1(W2R2)
<2tanθ0R122R1(W2R2)

limR1{2sinθ0R122R1(W2R2)}
=limR1{21R1R2(W2R2)R122R1(W2R2)}
=limR12R1(W2R2)(R1R1R21)
=limR12R1(W2R2)R2R1R2
=limR12(W2R2)R1R2R1R2
=limR12(W2R2)R21R2R1
=2(W2H2)H2
=H(W2H2)

limR1{2tanθ0R122R1(W2R2)}
=limR1{21R1H2(W2R2)R122R1(W2R2)}
=limR12R1(W2R2)(R1R1H21)
=limR12R1(W2R2)H2R1H2
=limR12(W2R2)H2R1R1H2
=limR12(W2R2)H21H2R1
=2(W2H2)H2
=H(W2H2)

はさみうちの原理より
limR1{2θ0R122R1(W2R2)}=H(W2H2)

limR1S
=limR1{2θ0R122R1(W2R2)+(π2θ0)R22+H(W2R2)}
=H(W2H2)+π(H2)2+H(W2H2)
=π4H2+2H(W2H2)
=π4H2+HWH2

投稿日:20221228
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