数学問題365題!!の記事に登場した用語、記号について補足していきます
12/31のこと.またグレゴリオ暦で考えることとします
正整数$n$に対して${}^nx$を以下で定めます
$$ {}^1x=x, {}^{n+1}x=x^{{}^nx}$$
$\mathbb{Z_{++}}$で表します
球が平面によって切り取られたとき,その曲面(球の表面だったとこ)を「球冠」,その立体を「球欠」と言い,平面(球欠の表面だけど球冠じゃないとこ)を下にしたときの高さを「球欠の高さ」と言います
$n$と互いに素な$n$以下の正整数の個数を$\phi(n)$で表します
正整数$n$に対して$n!!$を以下で定めます!!
$$ 1!!=1, 2!!=2, n!!=n\times(n-2)!!$$
ある正整数$a$と$2$以上の整数$m$を用いて$a^m$と表すことのできる数です
10/2の場合は102となります.日付が一桁の場合,前に0をつける必要は無いです
楕円体とは楕円を$3$次元に拡張した形で,方程式は$\dfrac{x^2}{a^2}+\dfrac{y^2}{b^2}+\dfrac{z^2}{c^2}=1$です
また楕円は$\dfrac{x^2}{a^2}+\dfrac{y^2}{b^2}=1$ですが,楕円も楕円体もここでは$a\not=b\not=c$とします.
放物線を軸に関して一周させた形で,方程式は$z=\dfrac{x^2}{a^2}+\dfrac{y^2}{a^2}$です
ここでは2/15,16以外の問題は中が空洞であると考えます(特に最多分割問題で)
$a$が$b$の約数であるとき$a|b$と表します.
$n$の約数の総和を$\sigma(n)$で表します.
また$\sigma ^2(n)=\sigma(\sigma(n))$です
円錐を底面に平行な平面で分割し,もとの円錐の底面が含まれていた方を円錐台と呼びます.
$$ A_1=2, A_2=1, A_{n+2}=A_{n+1}+A_n (n\geq1)$$
の漸化式に出てくる数です
整数$n(\not=0),d$と素数$p$において,$n$は$p^d$の倍数だが$p^{d+1}$の倍数でないとき,$ord_p(n)=d$と表します.
$a\uparrow ^nb$は以下で定義されます
$$ a\uparrow ^1b=a^b, a\uparrow ^n1=a$$
$$ a\uparrow ^{n+1}(b+1)=a\uparrow ^n(a\uparrow ^{n+1}b)=\underbrace{a\uparrow ^na\uparrow ^n\cdots\uparrow ^na}_{n個のa}$$
また$a\uparrow ^nb=\overbrace{\uparrow\uparrow\cdots\uparrow}^{c個}b$です
$a\rightarrow ^nb$は以下で定義されます
$$ a\rightarrow b\rightarrow c=a\uparrow ^cb$$
$$ a\rightarrow\cdots\rightarrow b\rightarrow 1\rightarrow\cdots=a\rightarrow\cdots\rightarrow b$$
$$a\rightarrow\cdots\rightarrow b\rightarrow (c+1)\rightarrow(d+1)=a\rightarrow\cdots\rightarrow b\rightarrow(a\rightarrow\cdots\rightarrow b\rightarrow c\rightarrow (d+1))\rightarrow d$$
どちらも右から計算します
$n\#$は$n$以下の素数の積を表します