出典は ここらへん から.
$p\leqq q$をみたす素数の組$(p,q)$であって,$\dfrac{p^2-3pq+q^2}{p+q}$が整数となるようなものをすべて求めよ.
鋭角三角形$ABC$があり,その垂心を$H$とする.三角形$AHB$の外接円,三角形$AHC$の外接円上にそれぞれ$H$と異なる点$P,Q$を,$3$点$P,H,Q$がこの順に同一直線上にあるようにとる.このとき,ある円$\omega$が存在し,$P,Q$のとり方によらず線分$PQ$の中点が$\omega$上にあることを示せ.
$n$を$2$以上の整数とする.$n^2$枚のカード(カード$1$,カード$2$,$\dots$,カード$n^2$)があり,$1$以上$n^2$以下の整数$i$について,カード$i$には$\left\lceil\dfrac{n^2}{i}\right\rceil$が書かれている.$n\times n$のマス目の各マスに$1$枚ずつカードを置く方法であって,次の条件をみたすものが存在するような$n$をすべて求めよ.
辺を共有して隣りあうどの$2$マスについても,その$2$マスに置いたカードに書かれている$2$つの整数は互いに素である.
正の実数からなる数列$a_1,a_2,...$は,任意の正の整数$n$に対して
\begin{equation}
a_{n+1}=a_n\cdot\lfloor a_{n+2}\rfloor\tag{$*$}
\end{equation}
をみたしている.このとき,任意の正の整数$n$について$a_n=a_1$が成り立つことを示せ.
$10\times10$のマス目があり,そのうちいくつかのマスが黒く,残りのマスが白く塗られている.次の$2$つ条件のうち少なくとも$1$つをみたすような白いマスを$1$つ選び,黒く塗りなおす操作を考える.
今回は$40$点満点の$28$点がボーダーで,少し簡単だったかなという印象です.これと言って,難しいものもなかったように思いました.私は$3$番の問題が好きです.