2

f³(n)=f(n+1)+1 2013ISL-A5

175
0

ISL2013-A5 Let Z0 be the set of all nonnegative integers.Find all the functions  f:Z0Z0 satisfying the relation
(1)f(f(f(n)))=f(n+1)+1
for all nZ0.

f4(n)=f(f(n)+1)+1=f(f(n+1)+1)なので,f(f(n)+1)=n+f(f(0)+1).よって,(2)f4(n)=n+cここで,c=f(f(0)+1)+1とした.同じように,f5(n)=f(n+c)=f(n)+c.つまり,f(0),f(1),,f(c1)だけ決めればいい.g:Z0Z0,h:Z0S (S={0,,c1})が一意に存在して,f(n)=cg(n)+h(n) (n0)が成り立つ.特に,(3) g(n+c)=g(n)+1,h(n+c)=h(n) が成り立つ.(2)より,(4)cg(n)+cg(h(n))+cg(h2(n))+cg(h3(n))+h4(n)=n+c.ch4(n)nであるが,0rc1に対して,|h4(r)r|<cなので,(5)h4(r)=r. (4)(5)を使うと,(6)g(r)+g(h(r))+g(h2(r))+g(h3(r))=1.つまりはg(r),g(h(r)),g(h2(r)),g(h3(r))のうち1つが1で他は0.(5)より,h(S)={h(x):xS}=Sなのを考えると,c4の倍数で,A={rS:g(r)=1}とすると.|A|=c4が分かる.軽く説明しておくと,S上に二項関係を以下のように定義すると:
xynZ>0,x=hn(y)は同値関係である.任意のaに対して,|C(a)|=4xC(r)が一意に存在して,g(x)=1をみたすことを考えればいい.さて,(1)h(r)を代入すると,cg(h(r))+cg(h2(r))+cg(h3(r))+h4(r)=cg(h(r)+1)+h(h(r)+1)+1.これに,(5),(6)を使うと,c[g(r)+g(h(r)+1)1]=rh(h(r)+1)1.特に,crh(h(r)+1)1であり,0<r<cにおいては,|rh(h(r)+1)1|<cなので,(7)h(h(r)+1)=r1,g(r)+g(h(r)+1)=1 (0<r<c).また,r=0のときは,c0h(h(0)+1)1<0なので,(8)h(h(0)+1)=c1,g(0)=g(h(0)+1)=0.h(x)=c1をみたす0x<cが一意に存在し,そのようなxlとしたときl0である.なぜなら,h(0)=c1なら,g(c)=0となり,(3)より矛盾するからである.(7),(8)より,g(l)=0,h(0)+1=l.B=S{0,l}として,C0={bB:g(b)=0},C1={bB:g(b)=1}とおく.このとき,|C0|=|C1|=|B|2=c22が成り立つ.ここも一応説明すると,h:BB;xh(x)+1とすると,(7)より以下がわかる.
h2(b)=b,g(b)+g(h(b))=1.B上に二項関係を以下のように定義すると:
xynZ>0,x=hn(y)は同値関係である.こっから先は,さっきのと同じ.さて,|C1|=|A|なので,c22=c4 i.e. c=4.h(0)=0なら,hに不動点は存在しないのでだめ.h(0)=2なら,f(0)=2f(f(0)+1)=f(3)=3=c1h(3)=3はだめ.h(0)=3は普通にだめ.よって,h(0)=1.(8)より,h(2)=3.h(1)=0ならh2(0)=0でだめ.よって,(h(0),h(1),h(2),h(3))=(1,2,3,0).あとは,g(1)=1,g(3)=1のそれぞれの時で,代入すればfはこの2つしかないことが分かる.具体的に,f(n)=n+i(n4n4) (i(0)=1,i(1)=2+ε1,i(2)=3,i(3)=ε3,{ε1,ε3}={0,4})

おわり

有名な一変数のFEでした.次は丁寧な解答編です(2014の方を解くかも?).

投稿日:202329
更新日:2024118
OptHub AI Competition

この記事を高評価した人

高評価したユーザはいません

この記事に送られたバッジ

バッジはありません。
バッチを贈って投稿者を応援しよう

バッチを贈ると投稿者に現金やAmazonのギフトカードが還元されます。

投稿者

kk2
kk2
58
9221
2006年に生まれました

コメント

他の人のコメント

コメントはありません。
読み込み中...
読み込み中