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n=1を確認する必要はない(その1)

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いきなり一般論から入っても、理解しにくいと思うので、簡単な例から入る。

階差数列の一般項

以下の条件を満たす数列anの一般項を求めよ。
{an+1an=3na1=5/2

従来法で解くと、以下のようになる。

階差数列の公式より
an=a1+k=1n1(ak+1ak)(n2)
なので、代入して解くと
an=a1+k=1n13k(n2)=52+( 3  3  n1 )(n2)=52+3(3n11)31(n2)=3n2+1(n2)
ここで、n=1のときに成り立つか代入して確認すると
a1=312+1=52
以上よりa1のときも成立するので、
an=3n2+1

今回のテーマは、赤字部分のn=1のときだけ代入して具体的に確認する」を回避するというものである。
次のような解法を用いることで、回避することができる。

任意の自然数nに対して、以下が成り立つ。
3n=3n+123n2
これをan+1an=3nに代入すると、
an+1an=3n+123n2an+13n+12=an3n2
よって
an3n2=an13n12==a1312an3n2=a132
これにa1=5/2を代入して整理すると、
an=3n2+1

記述の量としては、大きな差があるわけではないが、n=1を仲間外れせずに解くことができる。
このような方法で解くためには、以下の2つ条件が要求される。
1)階差数列an+1an=f(n)を構成すること
2)f(n)=g(n+1)g(n)となるg(n)を求めること
種々の条件を階差数列に落としこむ方法や、g(n)を求める方法については、引き続き考察の対象となる。
最後に、一般論を示して終わりとする。

数列の和

全ての自然数nにおいて、以下が成り立つとき
{an+1an=f(n)f(n)=g(n+1)g(n)
数列の和を以下のように求めることができる。
an+1an=g(n+1)g(n)
 an+1g(n+1)=ang(n)=an1g(n1)==a1g(1)
an=a1+g(n)g(1)

修正履歴
2023/07/17 01:23 書式の乱れを修正

投稿日:2023211
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