数学とってぃ〜さん=初見で思いつく人はいらっしゃるのだろうか?
を見てなぜ
自然な疑問で次の積分も考えなければならないのではないでしょうか.
(1)と(2)は
(2)の積分は
積分の式を与えることは,微分方程式を与えることと同じです.
例えば(1)は
に等しく,(2)は
に等しい.ただし両辺を2乗しているので符号の自由度が残っています.
(3)の両辺をさらに
が得られるので,
が得られます.
(4)からは
が得られます.
いずれも線型微分方程式であり,特性方程式はそれぞれ
となります.一般解は,
これらは微分方程式の大理論の一部ですので,その詳細は各個人で勉強して頂き,微分方程式の壮大な歴史を追体験してもらうのが良いと思います.
一部の天才がひらめいた,というよりも,凡人が原始関数を求めるために,新たな関数や概念を苦労して生み出した,と考えた方が面白いのではないかと私は思います.