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高校数学解説
文献あり

連分数王におれはなる!

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あいさつ

んちゃ!
今回はずんだ餅をおごってもらう代わりにやなさんの代筆をまかされたずんだもんが連分数について書いていくのだ。
早くずんだ餅を食べたいのだ!

ここ重要

<ナレーション>
ずんだもんは今やなさんに無理やり代筆させられています。
あなたが評価をくれるとずんだ餅を一個買ってもらえる状態なのです。
なので、記事の評価が上がれば上がるほど記事の更新が早くなり他の記事も修正加筆されていきます。
ぜひ、みんなで協力してずんだもんを助けましょう。

continued fraction: Real Number

Histrical background

Euclidean algorithm

任意の正整数の組x0>x1は次の様な自然数列x0>x1>x2>を生み出す:
{x0=b0x1+x2x1=b1x2+x3xn2=bn2xn1+xnxn1=bn1xn
ここで、bjN,j=0,1,...であり、減少自然数列は有限個なので必ず、ある自然数nが存在してxn1=bn1xnが成り立ち、必ず上記アルゴリズムは必ず終了する。

[1]まず実直線Rを次の様に長さx1の半区間[kx1,(k+1)xk)で次の様に分割する:R=k=[kx1,(k+1)x1)すると任意の自然数x0は実直線R状に存在するのである整数b0が存在してx0[b0x1,(b0+1)x1)が成り立つから、次式を得る。
x0=b0x1+x2(0x2<x1)[2][1]を繰り返せばEuclidean algorithmを得る。

Euclidean algorithmを用いると、次の様のな連分数を得る。
1b0+1b1+1b2++1bn1=b0+1b1+1b2++1bn1
ただし、この連分数の表記はRogers(1907)によるものである。
今回は連分数を表す際はRogersの表記を用いることにする。

x0x1=b0+1x1x2を帰納的に用いるだけ。
Bombelliの方法

Bombelli(1572)は非平方な正整数Nに対してNを計算する方法を考えた。
それは次のようである。
[1]aa2<Nを満たす最大の正整数とし、
[2]N=a2+r(r>0)を用いて
[3]次の様に計算できる。
N=a+r2a+r2a++r2a+

a2+r=a+xとおくとx=a2+ra=ra2+r+a=ra2+ra+2a=r2a+xを用いるだけ。

11=3+26+26++26+

Euler's theory of continued fractions

Euclidean algorismの式で右辺の係数1を係数ajに置き換えると次の数列を得る。
{x0=b0x1+a1x2x1=b1x2+a2x3x2=b2x3+a3x4
xkが分からない場合を除いて、次の連分数を得る。
x0x1=b0+a1b1+a2b2++anbn+=b0+Kk=1(akbk)
このとき、近似連分数PnQn=b0+Kk=0n(akbk)とすると次の式が成り立つ。
{P1=1Q1=0
{P0=b0Q0=1
{Pn=bnPn1+anPn2Qn=bnQn1+anQn2
PnQn1Pn1Qn=(1)n1a1a2an

[1]n=1の場合:P1Q1=b1b0+a1b1=b1P0+a0P1b1Q0+a1Q1[2]1,2,...,nまで成り立つとする。
[3]つぎにn+1の場合を考える。anbn+an+1bn+1=bn+1anbn+1bn+an+1=anbnとするとPn+1Qn+1=b0+a1b1+a2b2++an+1bn+1=b0+a1b1+a2b2++anbnより帰納法の仮定より
Pn+1=bnPn1+aPn2=bn+1(bnPn1+anPn2)+an+1Pn1=bn+1Pn+anPn1QnPnと同じ漸化式に従うのでQnの漸化式も証明完了されていることに注意。
[4]PnQn1Pn1Qn=(bnPn1+an1Pn2)Qn1Pn1(bnQn1+anQn2)=an(Pn1Qn2Pn2Qn1)=(1)na1a2an(P0Q1P1Q0)=(1)n1a1a2an
Euler-Mindinger formulas(Perron 1954)

次の様なa1,a2,...,an,b1,b2,...,bnの有理多項式を考える。
An=b0b1bn(1+a1b0b1)(1+a2b1b2)(1+anbn1bn)
ここで、このAnを次の様な"整数"型
{b0b1bna1b0b1=b2b3bna1b0b1bna1b0b1a3b2b3=b4b4bna1a3
また次の様な"有理数"型
b0b1bna1b0b1a1b1b2=b3b4bnb1a1a2
に分ける。そしてAnの整数型の総和を[[An]]、有理数型の総和を{{An}}として
An=[[An]]+{{An}}
すると次式が成り立つ。
Pn=[[An]]

[1]A0=b0=P0またA1=b0b1+a1=b1P0+a1P1が成り立つ。そこで0,1,..,nまで成り立つと仮定すると、Euller-Wallisの公式より次式が成り立つ。
[[An]]=bn[[An1]]+an[[An2]]An=bn(1+anbn1bn)An1=bnAn1+anbn1An1またnn1としてAn1=bn1An2+an1bn2An2を得るので、これを代入するとAn=bnAn+anAn1+an1anbn2bn1An2を得る。ゆえに、[[bnAn1]]=bn[[An]][[anAn2]]=an[[An2]]またAn2bn1に依存しないから整数型の項を一つも持たない。ゆえに、[[An]]=bn[[An1]]+an[[An2]]を満たすことが示せた。

Rational approximation

正規連分数algorism

任意の無理数ξを正規連分数で表す方法について考える。
[1]まず、[ξ]ξ以下の最大の整数とする。また、0ξ[ξ]=ξ<1ξの小数部分と呼ぶ。
[2]このとき、数列{ξn}n0を次の様に定める。
{ξ0=ξξn+1=1ξn
[3]すると次の連分数を得る。
ξ=[ξ0]+{{ξ0}}=[ξ0]+11{{ξ0}}=[ξ0]+1[ξ1]+11{{ξ1}}=[ξ0]+Kk=11[ξk]

整数a,b,c,d,s,tb,d>0,bcad=1そしてab<st<cd,t>0を満たすよう選ぶと、t>max(b,d)が成り立つ。

{1tbbsattb=stab<cdab=1bdt>d1tdctdstd=cdst<cdab=1bdt>b

整数a,b,c,db,d>0,bcad=±1を満たすようにする。この時次のような有理関数を考える。
ϕ(x)=ax+cbx+d
すると、これはcdからabにかけて、bcad=1なら増大関数、bcad=1ならば減少関数になる。

ϕ(x)=adbc(bx+d)2

ragrange's theory

実数ξPQがLagrange最近似していると呼ばれるのは次の不等式を満たす場合である。
|QξP|<|qξp|
ただしpqPQかつ1qQを満たす整数qすべてを対象にしている。

後で追記予定

Euler's algorithm

Euler's theorem

連分数b0+Kk=1(1bk)が周期的であるとは、ある整数h0d>0が存在してbj+d=bj,j=0,1,2,...for jhが成り立つ場合を言う。
なおh=0の場合を純周期的であるという。有限かつ有限の極限を持つこと

任意の周期的連分数は二次方程式を解くことと等価

[1]もし、ξ=b0+Kk=11bkが周期dを持つ純周期的な連分数であるとすると、d1項までを考慮した連分数をPd1Qd1とすればξ=b0+1b1+1b2++1bd1+1ξ
よりξ=ξPd1+Pd2ξQd1+Qd2
ゆえにxiは次の二次方程式の解
Qd1x2+(Qd2Pd1)xPd2=0[2]もしxiが周期的でh>0である場合は次の様に書ける。ξ=ηPd1+Pd2ηQd1+Qd1ただし、ηは純周期連分数。xiを求める事はetaを求める事と同値であり[1]よりetaは二次方程式の解なのでこれも二次方程式を解くことと等価なことが分かる。
後で追記予定

Continued fractions: analysis

Sofronov(1729-60)のパラドクス

a=b+ab=b+ab2b+a=b+ab22b+ab22b++ab22b+
ここでb=1,a=1とすると、次の様な連分数を得る!
i=1+22+22++22+
しかし、これは明らかにおかしい。
つまり左辺は純虚数であり右辺は実数だから。

m+nm+nm++nm+=m+1mn+1n+1mn+1m+=α+1β+1α+1β+
ただし、α=m,β=mnとした。

連分数Kn=1(pnqn)が収束するとは、その数列{dn}n0が有限かつ有限の極限を持つことである。

Q(z)=n=0Qnzn
のような級数を考える。また、Euler-Wallisの公式をα+1β+1α+1β+に適用すると
{Q2k+1=βQ2k+Q2k1(k=0,1,2,...)Q2k=αQ2k1+Q2k2(k=1,2,3,...)
最初の漸化式は次の式を暗示している。
Qodd=k=0Q2k+1z2k+1=βzk=0Q2kz2k+z2k=0Q2k+1z2k+1
また
Qeven=k=0Q2kz2k=1+αzk=0Q2k+1z2k+1+z2k=0Q2kz2k
ゆえに次の連立方程式を得る。
{(1z2)Qodd=βzQeven(1z2)Qeven=1+αzQodd
ゆえに、この連立方程式を解いて
{Qeven=1z2(1z2)2αβz2Qodd=βz(1z2)2αβz2

後で追記します。

Brounker's method and gamma function

Euler's Gamma function

Gamma function

[0]Γ(x+1)=xΓ(x)(Γ(1)=1)
の様な関数を考える。
[1]すると次式を得る。
Γ(x)=Γ(x+1)x=Γ(x+n+1)x(x+1)(x+n)
[2]
実は次の式が成り立つ。
Γ(x)=limnnxn!x(x+1)(x+n)
上記関数をGamma関数という。

数列{cn}n0が凸であるとは、任意のk1に対して2ckck+1+ck1が成り立つことを言う。

{zn=logn!}n0を凸。[1]実際zn+1+zn2zn=logn+1n[2]logΓ(t+1)がそれを補完するので、logΓ(t+1)も凸。このとき、下記の平面上の三点:(n1;zn1),(n,zn);(n,zn),(x+n,logγ(x+n+1));(n,zn),(n+1,zn+1)での勾配を考える。すると下記の結果を得る。lognΓ(x+n+1)logn!xlog(n+1)または書き直して、nxn!Γ(x+n+1)(n+1)xn![3]ゆえに次式を得る。nxn!x(x+1)(x+n)Γ(x)(n+1)xn!x(x+1)(x+n)=nxn!x(x+1)(x+n)(1+1n)x[4]上記不等式を用いると以下の式を得る。Γ(x)=limnnxn!x(x+1)(x+n)
後で追記します。

Continued fraction:Euler

Paerial sum

数列{dn}n0が存在して、dn=q0+Kk=1n(pkqk)を満たす様なものが存在する。ただし、d0,dndn1(n=1,2,3,...)

[1]dn=PnQn(n=0,1,2,...)が存在するとすると、d0=q00
[2]また、次式が成り立つ。
dndn1=PnQnPn1Qn1=PnQn1Pn1QnQn1Qn=(1)n1p1p2pnQn1Qn0
[3]Euler-Wallisの漸化式より次式で与えられる。
dn=qndn1+pndn21=pn+qn
[3]qn1dn20より
pn=dn1dndn1dn2qn=dndn2dn1dn2
[4]q0=d0,p1=d1d0,q1=1

Euler(1744)

数列{cn}n0は複素数列であるとき、次式が成り立つ。
c0+c11+w=c01c1c01+c1c0+wを用いるとk=0nck=c01c1c01+c1c0c2c11+c2c1cncn11+cncn1

dn=k=1nckとおくと、先の定理より{pn=dn1dndn1dn2=cncn1qn=dndn2dn1dn2=cn+cn1cn1また、q0=d0=c0,p1=d1d0=c1,q1=1とすると下記の式が示される。k=0nck=c0+c11c2c11+c2c1c3c21+c3c2cncn11+cncn1また、次の式c0+c11+w=c01c1c01+c1c0+wを用いるとk=0nck=c01c1c01+c1c0c2c11+c2c1cncn11+cncn1

c0=ρ0,ck=ρ0ρ1ρk(k=1,2,...)とすると
k=0nρ0ρ1ρk=ρ01ρ11+ρ1ρ21+ρ2ρn1+ρn

超幾何数列

数列t(n)がその階比t(n+1)t(n)=r(n)nに関する有理関数になるときt(n)を超幾何数列という。

超幾何数列t(n)が次の様に書けるとする。
t(n+1)t(n)=(n+a1)(n+a2)(n+ak)(n+b1)(n+b2)(n+bl)z
すると、次の様に書けるので
t(n)=t(0)(a1)n(a2)n(ak)n(b1)n(b2)n(bl)nzn
ここでt(0)=1として次式を得る。
m=1nt(m)=m=0n(a1)m(a2)m(ak)m(b1)m(b2)m(bl)mzm=11a1a2akb1b2blz1+a1a2akb1b2blz(a1+1)(a2+1)(ak+1)(b1+1)(b2+1)(bl+1)z1+(a1+1)(a2+1)(ak+1)(b1+1)(b2+1)(bl+1)z(a1+n)(a2+n)(ak+n)(b1+n)(b2+n)(bl+n)z1+(a1+n)(a2+n)(ak+n)(b1+n)(b2+n)(bl+n)z

後で追記します。

参考文献

投稿日:2024119
更新日:2024119
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  3. Euler's algorithm
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  5. Brounker's method and gamma function
  6. Continued fraction:Euler
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