がコンパクトだと仮定する。また複素数全体のなす集合を考え、通常の位相を入れる。するとはと同相なので、チコノフの定理よりもコンパクトである。
ここで、写像をで定めると、明らかにこれは上の正則関数である。このとき、写像をで定めると、これは連続関数の合成なので連続関数である。一方はコンパクトであったので、位相空間の基本的命題である「コンパクトな位相空間上の実数値連続関数は必ず最大値と最小値を持つ」ことから、は有界関数であることが分かる。
最後に、リウヴィルの定理(上の正則関数が有界ならばそれは定数関数である)ことから、は定数関数であることが分かる。つまりある複素数を用いてが任意ので成り立つ。ゆえに、
が成り立つ、すなわちである。