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初等的な単振り子のθについての微分方程式導出

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単振り子 単振り子

単振り子の周期(微小振動での近似計算)

θ(t)が小さい時、sinθ(t)θ(t)で近似すると、
ニュートンの運動方程式より
単振り子の周期Tは
T=2πLg   []となる。

proof:
図より、
x(t)=Lsinθ(t), y(t)=Lcosθ(t)である。

各々について合成関数の微分をすると、
vx(t)=Ldθdt(t)cosθ(t), vy(t)=Ldθdt(t)sinθ(t)

さらに各々を微分すると、
ax(t)=L(d2θdt2(t)cosθ(t)(dθdt(t))2sinθ(t))

ay(t)=L(d2θdt2(t)sinθ(t)+(dθdt(t))2cosθ(t))である。


又、Fx=Tsinθ(t),Fy=mgTcosθ(t)より、運動方程式を立てる。

max(t)=Fxより、
mL(d2θdt2(t)cosθ(t)(dθdt(t))2sinθ(t))=Tsinθ(t)  (1)

may(t)=Fyより、
mL(d2θdt2(t)sinθ(t)+(dθdt(t))2sinθ(t))=mgTcosθ(t)  (2)


[(1)式]×cosθ(t)[(2)]×sinθ(t)をして、sin2θ(t)+cos2θ(t)=1を用いて計算を行うと、
mLd2θdt2(t)=mgsinθ(t)
d2θdt2(t)=gLsinθ(t)


ここで、θ(t)が任意の時刻で小さい時に、sinθ(t)θ(t)で近似すると、d2θdt2(t)=gLθ(t)となる。

これは単振動型の微分方程式であるので、
ω=gL   [rad/]  ,  T=2πLg   []となる。
Q.E.D

投稿日:2023623
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