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Latexの表について(セルを結合する)

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はじめに

Latexの表で、セル結合の方法について勉強したので、ここに記録しておきます。
複雑な表を書こうとすると、罫線が変な風に表示されたりして大変。
試行錯誤の過程で気付いたことをここに書いておきます。
理解不足で記述が間違っている可能性もあるので注意。
ソースのサンプルとしては参考になるかも。

今回の内容はMathJaxでは使えないみたい。
出力・検証には Cloud LateX を使用しました。

列の結合

\multicolumnを使う。書式は
\multicolumn{列数}{配置・縦罫線}{データ}

表1 表1

      \begin{tabular}{|c|c|c|c|c|}
\hline
1 & 2 & 3 & 4 & 5 \\
\hline
6 & \multicolumn{3}{|c|}{7} & 10 \\
\hline
11 & 12 & 13 & 14 & 15\\
\hline
\end{tabular}
    

行の結合

multirowを使う。multirowパッケージが必要。
書式は
\multirow{行数}{*}{データ}

結合セルを水平方向の罫線が横切らないように\clineを使って調整

      \usepackage{multirow}
    

表2 表2

      \begin{tabular}{|c|c|c|}
\hline
1 & 2 & 3 \\
\hline
6 & \multirow{4}{*}{7} & 8 \\
 \cline{1-1} \cline{3-3}
11 &  & 13 \\
 \cline{1-1} \cline{3-3}
16 &  & 18 \\
 \cline{1-1} \cline{3-3}
21 &  & 23 \\
\hline
26 & 27 & 28\\
\hline
\end{tabular}
    

行・列の結合

\multicolumnと\multirowを組み合わせて使用するときは
\multicolumnの中に\multirowを記述すること。
表3 表3

      \begin{tabular}{|c|c|c|c|c|c|c|}
\hline
1 & 2 & 3 & 4 & 5 & 6 & 7 \\
\hline
6 & 7 & 8 & 9 & 10 & 11 & 12 \\
\hline
11 & 12 & \multicolumn{3}{|c|}{\multirow{2}{*}{13}} & 16 & 17 \\
 \cline{1-2} \cline{6-7}
16 & 17 & \multicolumn{1}{|c}{} & \multicolumn{1}{c}{} &  & 21 & 22 \\
\hline
21 & 22 & 23 & 24 & 25 & 26 & 27 \\
\hline
26 & 27 & 28 & 29 & 30 & 31 & 32\\
\hline
\end{tabular}
    

複雑な表

表の構造および出力

表4 表4

入力

      \begin{tabular}{|c|c|c|c|c|}
\hline
1 & 2 & \multicolumn{2}{|c|}{\multirow{2}{*}{3}} & 5 \\
 \cline{1-2} \cline{5-5}
6 & \multirow{5}{*}{7} & \multicolumn{1}{|c}{} &  & 10 \\
 \cline{1-1} \cline{3-5}
11 &  & \multicolumn{3}{|c|}{13} \\
 \cline{1-1} \cline{3-5}
16 &  & 18 & 19 & 20 \\
 \cline{1-1} \cline{3-5}
21 &  & \multicolumn{2}{|c|}{\multirow{2}{*}{23}} & 25 \\
 \cline{1-1} \cline{5-5}
26 &  & \multicolumn{1}{|c}{} &  & 30\\
\hline
\end{tabular}
    

おわりに

結合されたセル範囲(単一セル含む)において、左上のセルをトップセル、それ以外のセルを従属セルとよぶことにする。

  • 各行において、&で区切られたデータの数が表の列数に一致すること。ただし
     \multicolumn{2}ならば2とカウント
     結合などの関係でデータの記述がなくても&で区切られていれば1とカウント
  • 従属セルに相当するデータで、結合範囲の上端にあたる箇所はトップセルとともに\multicolumnにまとめる
  • 従属セルに相当するデータで、結合範囲の右端にあたる箇所はデータの記述を省略する
  • 従属セルに相当するデータで、結合範囲の上端でも右端でもない箇所には\multicolumnを使って罫線の設定を記述する。データは省略。

このあたりのことに気を付ければ良さそう。

投稿日:20231027
更新日:29
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投稿者

tanu
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