んちゃ!
今回はMZVで色々遊びます。
正直後半の議論は怪しいかも()疑いながら読むくらいが丁度いいと思います。
整数
なお
深さ
また、重み
[1]
[2]右辺は
そしてその表し方の分だけ異なる
[3]
[1]
[2]
ゆえに
[3]下記の様な
すると
ゆえに、
整数
下記の母関数により定まる数列
Bernouli数は
[1]
[2]係数比較により下記の式が得られる。
[3]また
より
多項式
『
[
(i)
(ii)
(iii)これを帰納的に繰り返し
(iv)最後に
(v)以上をまとめると、
[
ゆえに下記の式が得られるので必要性も示せた。
厳密な証明ではありません。
[1]
補題2より
[2][1]から
実際にはこの乗積が
それらを考慮すると
両辺を
これを用いると
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]最後に
特に
以下
そして次の計算を行っていく。
[1]
[2]そこで
[3]
また、
そして
👆今までと違って、MZVを代数的に取り扱える様にする意図があります。
ちなみにMZVの重さ、深さはそれぞれ単項式
[1]
[2]
[3]
有理数か終端が
以下の計算規則
を一般化して取り扱うために、下記の演算を導入します。
発散する場合も同一の規則に従うので
調和積
調和積
帰納法を用いて示す。
まず、語
[1]
この場合は
これを用いて計算を行う。
[2]
(A)
(B)
[3]最終的に帰納法の仮定より証明完了。
調和積
帰納法を用いて示す。
まず、語
[1]
[2]
他の
調和積
また、部分集合
このとき、
[1]
[2]
[3]次に
の様に定める。
[1]
[2]
の様に置く。
特に
以下
上記計算は調和積の場合において不等式を
二項演算
👆定理14において
シャッフル積
また、
証明は、調和積と同じなので省略。
シャッフル積を用いて下記の公式を証明せよ。
これは
[1]
[2]
[3][1],[2]を用いると
[4]以上の計算より
上記の理論は別に
調和積は総和と不等式の性質。
シャッフル積は積分と不等式の性質から来ている。
そこで下記の様な
下記の様な記号を定義する。
ただし、
[1]
[2]
一般化MZVが絶対収束するための十分条件は
[1]
[2]
[3]
[4]上記不等式を整理すると与えられた不等式が得られる。
[5]以上の計算結果を用いると、
ベクトル
下記の式を証明せよ。
またその部分集合
ただし、
二項演算
上記の意味を具体例で確認しよう。
調和積は可換、結合律を満たす。また、
[1]調和積は可換
まず一般化されたMZVの定義より
つまり
以上の事を用いる。
[1A]以下
[1-B]
まず、
すると下記の様に計算できる。
[1-C]
[2]結合律:
[2-A]
[2-B]
[3]まず、
後はMZV同様帰納法を用いて証明できるので省略する。
区間[0,1]で積分可能な関数を変数に持つ関数
MZVの場合と同様の計算を行うだけなので省略。
シャッフル積
シャッフル積に関しても通常のMZV同様、結合律、可換律を満たし、そして
MZVと同様なので省略。
定理25を用いると
これを用いると
[1]調和積
[2]シャッフル積
[3]
今回は前半部分ではMZVで色々遊び、
後半部分では、MZVの一般化を試みました。
本記事で最も重要な事は不等式の組み合わせを代数的に取り扱えるように調和積・シャッフル積を考えたことです。
この調和積・シャッフル積の構造を壊さない様にパラメータを増やせばいくらでも一般化出来ると思います。
それではばいちゃ!