三角関数に平方根がついたものを
実部が正の複素数
今回はベータ関数をたくさん使います。
まず次の補題を証明しましょう。
具体的な値を求める前に、次の補題を示しましょう。シンプルな置換です。
今のはKing Propertyという有名なテクニックですね。
それでは計算していきましょう。
求められました。ガンマ関数が残ってしまいましたが…
数値的にはだいたい
導出の最後の等式は相反公式を利用しました。
同じように計算していきましょう。
なかなかきれいな形になったのではないでしょうか。
ちなみに値はだいたい
今度は不定積分を求めていきます。初等関数で表されるとは思えませんが...
比較的(?)計算しやすい
ここで第二種楕円積分を用います。
こちらは
(
この積分はかなり難しいです。(打つのめんどくさい)
まずは2つの補題を示しましょう。
二次式
と変形できる。ここで
ここで、
ここで以下の公式を用いる。
これを適用すると、
もとの変数
に
両辺
これらの補題を使って、
早速大胆に置換します。
このように部分分数分解によって2つの積分に分けることができた。
左側の積分を
となる。それぞれ計算していく。
よって、
かなり複雑な式になりました。
試しに積分してみるとこうなります。
ちゃんと解けるのがすごいですね!
ちなみに値は