$\triangle{ABC}$について,中点三角形を$\triangle{DEF}$,$\tau$を正の実数とする.
$D$を中心とし半径$\tau BC$の円を$K_A$とし,同様に$K_B,K_C$を定める.
$K_A,K_B,K_C$の根心は$\triangle{ABC}$のオイラー線上.
$K_A$と$BC$の交点を$A_b,A_c$とする.
ただし,$\overrightarrow{A_bA_c}$と$\overrightarrow{BC}$は向きが等しいとする.
また,巡回的に点$B_c,B_a,C_a,C_b$を定める.
$\triangle{ABC}$の重心,垂心を$G,H$とする.
$\triangle{A_1B_1C_1}$の垂心を$H_1$とする.
$B_aC_b$と$C_aB_c$の交点を$A_1$とし,同様に$B_1,C_1$を定める.
このとき$\overrightarrow{AB_a}=\frac{1}{2}(1-2\tau)\overrightarrow{AC},\overrightarrow{AC_b}=\frac{1}{2}(1+2\tau)\overrightarrow{AB}$
$\triangle{A_1B_aC_a} \sim \triangle{A_1C_bB_c}$で相似比は$1-2\tau:1+2\tau$であるから,
$$\overrightarrow{AA_1}=\frac{1}{2} ((1+2\tau)\overrightarrow{AB_a}+(1-2\tau)\overrightarrow{AC_b})$$
$$=\frac{1-4\tau^2}{4}(\overrightarrow{AB}+\overrightarrow{AC})=\frac{3-12\tau^2}{4}\overrightarrow{AG}$$
よって,$A_1$は$AG$を$3-12\tau^2:1+12\tau^2$に内分し,
$\triangle{A_1B_1C_1}$は$\triangle{ABC}$を$G$を中心に$\frac{1+12\tau^2}{4}$倍に相似拡大した三角形である.
$B_aC_b$と$K_C$の$C_b$でない交点を$X$
$C_aB_c$と$K_B$の$B_C$でない交点を$Y$とする.
$\angle{B_aXC_a}=\angle{B_aYC_a}=90^\circ$より,$B_a,C_a,X,Y$は共円.
reimの定理より,$C_b,B_c,X,Y$は共円.
根心の存在定理より,$A_1$は$K_B,K_C$の根軸上.
ゆえに,$K_B,K_C$の根軸は,$A_1$から$EF$に引いた垂線である.
相似拡大から$EF\parallel B_1C_1$であるため,
この直線は$H_1$を通る.同様に,$K_C$と$K_A$の根軸も$H_1$を通るため,
$K_A,K_B,K_C$の根心は$H_1$に一致する.
相似拡大より,$G,H,H_1$は共線であるから示された.