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正弦の積

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公式の紹介

とりあえず何か書いてみようということで, 私の好きな公式を示していきたいと思います.
その公式は次の通りです.

k=1n1sinkπn=sin1nsin2nsinn1n=n2n1

綺麗ですよね。(有名だと思いますが....)
それでは、早速示していきます。

証明

複素数平面を使います.
まず次の補題を示します.

半径1の円に内接する正n角形の頂点を適当にA0,A1,A2,.,An1とする.このとき,次の等式が成り立つ.
k=1n1A0Ak=A0A1A0A2A0An1=n

補題1の証明

まず, 求める値をKとしておきます.
A0からAn1は複素数平面上において, すべてzに関する方程式, zn1=0の解に対応します.
ですのでそのn解をα0,α1,.,αn1としましょう.
また, 正n角形は対称性があるのでα0=1としておきます.
こうすれば, Ak(αk)とできます. (k=0,1,.,n1)
zn1=(z1)(zn1+zn2++z+1)=(z1)(zα1)(zα2)(zαn1)
ですので,
zn1+zn2++z+1=(zα1)(zα2)(zαn1)
zに関する恒等式です.
あとで使うのでこれをf(z)としておきます.
さて, K=|α0α1||α0α2||α0αn1|=|1α1||1α2||1αn1|=|(1α1)(1α2)(1αn1)|
です.
いま, K=|f(1)|=1+1++1=n なので示されました.

公式1の証明

さて, あとは補題1を用いて導いていくだけです. 補題1をより図形的に詳しく考察していきましょう.
先の正n角形をつくる点のほかに新たに, 原点Oと線分A0Akの中点をMkとります.
ここでA0OAkについて考えます.
A0,Akは正n角形の頂点ですので, A0OAk=2kπn,A0OMk=AkOMk=kπn,OMkA0=OMkAk=π2
です.
したがって, OAk=1から
sinkπn=A0Ak2OAk=12A0Ak
これはすべてのk(k=1,2,....,n1)について同様の議論で言えます.
したがって,
k=1n1sinkπn=k=1n112A0Ak=12n1k=1n1A0Ak=n2n1
です. 最後の等式は補題1を用いました.
これで証明完了です.

おまけ

これはただの級数の問題になるのですが, この級数を求められます.

n=2k=1n1sinkπn=1

まぁ, この数列は簡単に部分和が求まるのでそれの極限をとって終わりです.
等差と等比の積の形になっているので定石通り和を求めてやってください.

おわりに

いかがだったでしょうか.
初めての記事なので見づらい点, また数学的におかしい点やより深い話等あればどしどし送ってください.
これからも気長になにか書いていこうと思います.

投稿日:202466
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