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幾何演算・幾何関数.1 幾何演算・幾何関数の定義付け/(正三角形)^2

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自己紹介

はじめまして。高校2年生のSosuoと申します。数学が得意というわけではないのですが、とても好きなので、素人なりに頑張ろうと思っています。年相応の数学しか知らないので、私の手法に対してなにか有用なものがあればご教授頂けると幸いです。また、Mathlogへの投稿も初めてなので、拙文極まっていると思っています。勉強しながら活動していこうと思うので、温かい目で見て頂けると嬉しいです。

今回の試みについて

まだ拙い定義となっております。

幾何演算・幾何関数

図形を関数(特に極方程式)として表現(幾何関数)し、直接的な演算を行うこと。ある図形r1(θ)と別の図形r2(θ)があるとき、r1(θ)+n [n]や、r1(θ)r2(θ)2などのなにかしらの演算を行い、新たな図形r(θ)を作成すること。

ある日、図形を関数によって表現することができれば、図形について直接の演算ができるのではないか(()2 etc,,)と思い、まずは正n角形について関数の形に、特に極方程式によって表現してみたらどうか、と考えました。以降は、正n角形について、極方程式で表す一般的な方法について独自の方法を論じていこうと思います。

正n角形の極方程式化

極方程式を考えていくうえで、まずは簡単のために正n角形や楕円を考える際、図形の中心が極座標の原点に一致しているものとします。

n=3の場合について

正三角形の極方程式

正三角形は、以下の極方程式によるすべてのmについての線分の集合として表される。
r(θ)=R2cos(θ60(60(2m1))) [120(m1)θ120m]
R:円の半径 m:0m<nを満たす任意の自然数

半径Rの円に内接する正三角形を考えます。任意の頂点を基準とし、動径の回転角をθ、動径と正三角形との交点をPとするとき、円の中心OPとの距離をr(θ)とし、以降r(θ)を求めることを目的とします(図1)。

正三角形は120ごとに回転対称なので、0θ120までのr(θ)を求め、以降は関数のずらし方と定義域を関連付けることで済みます。

r(60)の時のPDとすると、PODよりr(θ)を求められます。

0θ60において、POD(60θ)となるので、
r(θ)cos(60θ)=r(60)=R2
r(θ)=r(60)cos(60θ)=R2cos(60θ)

60θ120において、POD(θ60)となるので、
r(θ)=r(60)cos(θ60)=R2cos(θ60)

ここで、cos(60θ)=cos(θ60)なので、
r(θ)=R2cos(θ60) [0θ120](1)

ここで、正三角形は120について回転対称なので、120θ240の場合については、θについて先ほどの結果を120ずらす操作をすればいいです。なので、
r(θ)=R2cos(θ60(260°)) [120θ240](2)
同様にして、
r(θ)=R2cos(θ60(460))  [240θ360](3)

これで正三角形についてすべてのθについての関数がそれぞれできました。以降、定義域と関数を紐づけ、正三角形を一つの関数で表現する試みを行います。

定義域を120(m1)θ120m (0<mn)とするとき、
r(θ)=Rcos(θ60(s60))において、(s,m)に対して、n=3のとき、(1),(2),(3)より、(s,m)=(0,1)(2,2)(4,3)が考えられます。これらから、s=2(m1)が導かれます。よって、
r(θ)=R2cos(θ60(60(2m1)))[120(m1)θ120m](4)

となり、正三角形についての極方程式が完成しました。以降、nについて一般化していきます。

nについての一般化

正n角形の極方程式

正n角形は、以下の極方程式によるすべてのmについての線分の集合として表される。
r(θ)=Rcos180ncos(θ180n(180n2(m1))) [360n(m1)θ360nm]

smの関係はnを変えても引き継がれると考えられます。これより、(4)に登場した具体的な数字(60120)とnの関係を考えればよいことになります。正n角形について、180nとなります。正n角形についても、先ほどと同様な考え方をして極方程式を構築するため、n=3の場合に登場する60は全て180nとして表され、定義域の120は全て360nと表されます。これを(4)に代入すると、
r(θ)=Rcos180ncos(θ180n(180n2(m1)))[360n(m1)θ360nm](5)
と求められます。mを1からnまで動かした時の線分の集合を正n角形とします。

ここで、正n角形の一片の長さは2Rsin180nです。

desmosにて検証

desmosにて、(5)を用いて、極座標と直交座標で正三角形、正四角形を出力します。
赤:正三角形 青:正四角形 赤:正三角形 青:正四角形
青:正三角形 赤:正四角形(縦軸が!FORMULA[66][-401913993][0]、横軸は!FORMULA[67][1782773758][0]) 青:正三角形 赤:正四角形(縦軸がr(θ)、横軸はθ

ややこしくて申し訳ないです

正n角形の極方程式を用いた演算

上記の極方程式を用いることで、関数に直に操作を加え、新たな図形を作成することが出来ます。
ex.)α()2

主なイメージとしては、すべてのθについてのr1(θ)r2(θ)について任意の演算を行った結果をあらたにr(θ)として作成するイメージです。
ex.)r1(1)+r2(1)=r(1)r1(2)+r2(2)=r(2)

例1 nn

先ほど作成した関数を用いて、正n角形と正n’角形について関数で表現し、それぞれを足し合わせます。ここで大切なのは定義域です。例えば正三角形と正四角形を足し合わせる場合、図3より、定義域が切り替わるところが違いますから、そこを考えなければなりません。なので、新たに作られる図形の関数の定義域は、元の関数の定義域の周期ごとに定義しておく必要があります。図3では、
0θ90,90θ120,120θ180,180θ240,240θ270,270θ360
の6つになります。それをもとに関数を作成し、desmosにて描画したものが図4、図5、図6です。
緑:正三角形+正四角形 緑:正三角形+正四角形
正三角形+正四角形 正三角形+正四角形
極座標 数式 極座標 数式
このように、新たな図形を作成することが出来ます。また、今回は原点から頂点までの長さを同じにしていますが、これを変更することも出来ます。

例2 

加法と同様にして、乗法についても定義できます。それをもとに極座標に描画したものが図7です。
!FORMULA[77][-627754324][0]
2は図8です。
!FORMULA[79][911472982][0] 2

例3 

これも先ほどと同様にして、定義域を設定することで、定義することが出来ます。極座標に描画したものが図9です。
!FORMULA[81][-1922230664][0]

例4 +α()

これについては、定義域について考えないでいいので楽です。ただ、定義域を決めないと、変なグラフになります。これについてはまた考えてみたいと思います。
正三角形+1 正三角形+1
正三角形+1(定義域決めずに) 正三角形+1(定義域決めずに)

これまでだらだら見づらいまま話してきましたが、もしこれをおもしろいと思っていただけたら、いろんな図形について極方程式を立てて、計算し、それを見せて頂けると幸いです。また、このようなアプローチはどうかというもの、誤字脱字の気づきがあれば、ご教授いただければ幸いです。ここまでお読みいただきありがとうございました。つぎは、楕円を離心率について、一般化した極方程式を立てたいと思っています。

資料

今回使用したグラフがこちらに入っていますので、ご参考になれば幸いです。
https://www.desmos.com/calculator/vfxlcpulxq

投稿日:221
更新日:221
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はじめまして。高2のSosuoと申します。数学については年相応の内容しか分からないので、なにか記事に対してアドバイスがあれば教えて頂けると幸いです。

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  1. 自己紹介
  2. 今回の試みについて
  3. 正n角形の極方程式化
  4. $n=3$の場合について
  5. nについての一般化
  6. desmosにて検証
  7. 正n角形の極方程式を用いた演算
  8. 例1 $正n角形+正n'角形$
  9. 例2 $正n角形*正n’角形$
  10. 例3 $\frac{正n角形}{正n’角形}$
  11. 例4 $正n角形+\alpha(自然数)$
  12. 資料