(解)
を満たす正の整数組
をまたはとするこのとき
このことから以下の場合について考えればよい
(Ⅰ)
(Ⅱ)
(Ⅲ)はともにと互いに素
(Ⅰ)の場合
((★)の左辺)かつ((★)の右辺)=より不適
(Ⅱ)の場合
のとき
((★)の左辺)かつ((★)の右辺)より不適
よってに限られて
また(は正の整数)とおけて
のときは成立
のとき
を利用して
を数学的帰納法で示して
このときを満たす正の整数組は存在しない
(Ⅲ)のを考えて
が偶数のときより
が偶数であることに注意すると
このときフェルマーの小定理より
の左辺≡,の右辺≡より不適
が奇数のとき
フェルマーの小定理よりはの倍数でもの倍数
ここでのを考えると
フェルマーの小定理
このときが必要
このときは正の整数
ここで法における立法剰余を考えると に限られる
フェルマーの小定理より
ここでをで考える
の左辺≡に限られるが
の右辺より不適
以上(Ⅰ),(Ⅱ),(Ⅲ)より求める正の整数組は
(追記)不要でしたね…(後で気づきました)