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蛇の補題の系

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蛇の補題の系的なものです.

R加群の可換図式があたえられてるとする:
L1f1ψ1L2f2ψ2L3ψ30M1g1ϕ1M2g2ϕ2M3ϕ30N1h1N2h2N3
ただし,横の列は完全であり,i=1,2,3に対し,ϕiψi=0を満たすとする.このとき,
kerϕ1/Imψ1g1kerϕ2/Imψ2g2kerϕ3/Imψ3
は完全になる.ここで,gi(x+Imψi)=gi(x)+Imψi+1 , i=1,2である.

xkerϕ1に対して,ϕ2(g1(x))=h1(ϕ1(x))=h1(0)=0なので,g1(x)kerϕ2.
また,x1+Imψ1=x2+Imψ1kerϕ1/Imψ1のとき,x1=x2+ψ1(y)と書け,このときg1(x1)+Imψ2=g1(x2+ψ1(y))+Imψ2=g1(x2)+g1(ψ1(y))+Imψ2=g1(x2)+ψ2(f1(y))+Imψ2=g1(x2)+Imψ2

なので,g1はwell-definedな写像である.同様にg2もwell-definedな写像である.
任意のx+Imψ2kerg20+Imψ3=g2(x+Imψ2)=g2(x)+Imψ3からあるyL3が存在して,g2(x)=ψ3(y)を満たす.f2は全射なので,あるzL2が存在して,y=f2(z).ここで
g2(xψ2(z))=g2(x)g2(ψ2(z))=g2(x)ψ3(f2(z))=g2(x)ψ3(y)=0
なので,xψ2(z)kerg2=Img1,よってあるwM1が存在してg1(w)=xψ2(z).更にh1(ϕ1(w))=ϕ2(g1(w))=ϕ2(xψ2(z))=ϕ2(x)ϕ2(ψ2(z))=0であり,h1は単射なので,ϕ1(w)=0すなわちwkerϕ1.従ってg1(w+Imψ1)=g1(w)+Imψ2=xψ2(z)+Imψ2=x+Imψ2なので,kerg2Img1
また,g2g1=0から,g2g1=0を満たすので完全性が言えた.

投稿日:202475
更新日:202478
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「ツクツクボーシ、ツクツクボーシ」 ほら、カエルが鳴いてるよ 春の訪れを感じながら 落ち葉で黄色くなった道を歩いてく

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