類Aを任意に固定する。
薄い圏C(A,f)とC(A,g)に対して
$f_{ij}$が定義されるすべてのi,j$ \in$Aに対して$g_{ij}$が定義されているとき、f$\prec$gと書く。
このとき、以下の性質が成り立つ。
1. f$\prec$f.
2. f$\prec$gかつg$\prec$hならば、f$\prec$h.
3. C(A,g)が強連結のとき、任意のC(A,f)に対してf$\prec$gが成り立つ。
4. C(A,g)が離散的なとき、すなわち「$g_{ij}$が定義されるのはi=jのときのみ恒等射として」なとき、任意のC(A,f)に対してg$\prec$fが成り立つ。
(1~4の証明は$\prec$の定義から直接的に得られます)
Aに対して定義できる「射のあつまり」をすべてあつめたものを$ H_A$と置く(すなわち$H_A=$ {$f $|$ f=$ {$f_{ij} $ } $_{i,j\in A}$})と、$\prec$が性質1,2を満たすことを『薄い圏の考察1』の例5に当てはめることによって薄い圏$C(H_A,\prec)$が定義できる。