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∫1/(x^2+1)dxはarctanがいないとできない

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tan置換のやつ(ノーマル)

導入なんぞ要りません。やっていきます。

arctanを用いる積分

1x2+1dx=arctanx+C

I=1x2+1dxとおく。
x=tanθとおくと、dx=dθcos2θより、
I=1tan2θ+1dθcos2θ=1+tan2θtan2θ+1dθ=θ+C
=arctanx+C (C:Const.)

部分分数分解

積分をIと思って見てください。Iです。

複素関数表示

1x2+1dx=12iln1+ix1ix+C

I=1(xi)(x+i)dx=12i(1xi1x+i)dx=12ilnxix+i+C
=12iln1+ix1+ix+C
おや? となった方もいるかもしれませんが、大丈夫です。複素対数値の多価性から分母が-1倍されたとき偏角が出てきて定数に吸収されます。
ln(1+ix)=ln(1ix)+ln(1)
ここで、ln(1)=ln|1|+iarg(1)=(i+2n)π (nZ)
と出てきて、積分定数が吸い込みます。arctanの周期性が見えてくるのもいいですね。

一応オイラーの公式からtanを出し引数について解くことでこの式と同様の結果が得られます。下にarctan導出を一応提示。

オイラーの公式から、
tanθ=eiθeiθi(eiθ+eiθ)
が容易に導ける。ここで、tanθ=xとすると、
x=eiθeiθi(eiθ+eiθ)ieiθx+ieiθx=eiθeiθ
両辺eiθ倍し整理すると、
e2iθie2iθx=1+ixe2iθ=1+ix1ix
両辺対数をとり2iで割ると、
θ=12iln1+ix1ixarctanx=12iln1+ix1ix

双曲線関数で倒したい

先に結果見るのは面白くないですね。結果は後ほど、も何もない。

I=1x2+1dx
x=sinhθとおくと、dx=coshθdθより、
I=1sinh2θ+1coshθdθ=coshθcosh2θdθ=1coshθdθ
=2eθ+eθdθ=2eθe2θ+1dθ言わずもがな、溢れ出るオーラ。無理ですね。

conclusion

arctanは避けて通れない道(かもしれない)。どうにかしてarctanを逃れた方はぜひ教えてください。以上、arctanは神!!

投稿日:5日前
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関数をつくろう(掛詞)

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