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確率問題保管庫(1)

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確率の問題の保管庫です。難易度は考慮していません。解説は希望があれば出します。

A,B両名がAを先手として「2つのサイコロを同時に投げる」操作を行う。
Aが同じ目を出せばAの勝利となり、Aが異なる目を出しBが同じ目を出したときBの勝利となる。第1操作で勝負がつかないときは同様の手順で第2操作を行う。
このとき、第3回戦で初めてAが勝利する確率を求めよ。

題意を満たすのは「A失敗→B失敗→A失敗→B失敗→A成功」なので、
その確率は5656565616=6257776となります。

動点Pが正五角形ABCDEの頂点Aから出発し、正五角形の周上を動く。
Pがある頂点にいるとき、1秒後には隣接する2頂点のどちらかにそれぞれ12の確率で移動する。この時、それぞれの確率を求めよ。
(1)Pが3秒後にEに存在する確率
(2)Pが4秒後にBに存在する確率
(3)Pが4秒後にAに存在する確率
(4)Pが8秒後にAに存在する確率

時計回りに1つ進むことをA、反時計回りに1つ進むことをBとする。
(1)(A,A,B),(A,B,A),(B,A,A)のみ。よって(12)33=38
(2)(A,A,A,A)のみ。よって(12)4=116
(3)(A,A,B,B)の並べ方は4!2!2!通りなので(12)46=38
(4)(A,A,A,A,B,B,B,B)の並べ方は8!4!4!通りなので(12)870=35128

一応漸化式も使えるよというお話

n秒後に点Pが点A,B,C,D,Eに存在する確率は、対称性よりpn,qn,rn,rn,qnとおける。ここで
{pn+1=qnqn+1=12(pn+rn)rn+1=12(qn+rn)
rn=2qn+1pnrn+1=2qn+2pn+1を第3式に代入して、2qn+2pn+1=12(qn+2qn+1pn)であり、これに第1式より得られる
{qn=pn+1qn+1=pn+2qn+2=pn+3
を代入して、
2pn+3pn+1=12(pn+1+2pn+2pn)であり、これを変形して
pn+3=12pn+2+34pn+114pnが得られる。

この漸化式は解こうと思うとなかなかTroublesomeですが、
p1,p2,p3が得られれば、力業でp8も出せますね!

m個のさいころn回投げる操作とその出た目の積がxになる確率P(m,n,x)について問いに答えよ。
(1)P(1,n,20) (2)P(m,1,18) (3)P(m,1,24)

さいころを500回投げたとき、1の目が何回出る確率が最も大きいか求めよ。

500回の独立試行でr回1の目が出る確率Pr=500Cr(16)r(56)500rに対し
Pr1PrPr+1を満たす0r500rZを求める。
500!(500(r1))!(r1)!(16)r1(56)500(r1)500!(500r)!r!(16)r(56)500r500!(500(r+1))!(r+1)!(16)r+1(56)500(r+1)
左の不等式より1501r561r16であるのでr5016=83.5
右の不等式はr+1=rとすれば5r501rr83.5つまりr82.5
よってP82<P83>P84より、最大値はP83

さいころを7回投げてn回目に出た目の数が3の倍数ならXn=2とし、3の倍数でないならばXn=1とする。Sn=k=1nXk(1n7)として、S2=1かつS7=2である確率を求めよ。

さいころをn回投げて出た目の最大値をM、最小値をmとする。ここでMm<5となる確率をPnとするとき、n=1Pnを求めよ。

A,B,Cの3人がじゃんけんをし、勝者が1人に定まった時その者を優勝とする。次の確率、値を求めよ。
(1)1回戦であいこになる確率
(2)Aが2回戦で優勝する確率
(3)Aが3回戦で優勝する確率
(4)Aがn回戦で優勝する確率
(5)limnk=1nPk

投稿日:2023625
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