意味わからんタイミングでの公開
途中まで書いてたんですが放置してて、結果書くタイミングも出すタイミングも逸していました 時が流れ、なんとなく下書きを見たらあったので一部だけでもまあ出すかー、、という
$$ \text{― ネタバレ防止用空白 ―}$$
難易度順になっているとは限らない,とは書いてありましたが私は一般人なのでとりあえず1番を見ました.
$x,y,z$ を実数ではない複素数とする.
$$ x^2+y,\qquad y^2+z,\qquad z^2+x$$
がいずれも実数であるとき,$x,y,z$ それぞれの実部の積としてありうる値を全て求めよ.
$x=a+bi,y=c+di,z=e+fi$ として,$ace$を求めます.まず $x^2+y=a^2-b^2+c+(d+2ab)i$ が実数なので $d=-2ab$です.同様にして $f=-2cd$ および $b=-2ef$ が分かります.これらを辺々掛け合わせると $bdf=-8abcdef$ となり,$0$ でないことを思い出して約分みたいにすると $\boxed{abc=-\frac18}$ が分かりました.必要性で絞り込んだだけなので一応これを満たす $a,b,c,d,e,f$ の存在を言っておく必要はあって,まあ全部 $-\dfrac12$ にしたりしてあげれば良いです.
ちょっと嫌な感じがして身構えちゃいましたがまあ1番~って感じで簡単でしたね.(全員が完答していた ←!?) 十分性を忘れても減点されなかったらしい,まじか
まあ2番を見ます.
ミニ浜松市は第 $1$ 区から第 $7$ 区までの7区からなる.各区の面積は $1$ 以下の正の実数であり,面積の総和は $1$ である.市長はミニ浜松市の区を次のようにして再編することを考えた:
左から $3$ 番目と $6$ 番目の $1$ に注目します.鳩ノ巣原理的なノリでこの $1$ を含まない合区間が存在して,それの長さは(良い感じに区切られて)最大でも $1$ になると分かるので,良いです.(自分はこの感じのモチベで構成をしましたが,同じようなことをしている人は周りには見当たりませんでした,確かに微小なやつを取ってくるみたいなモチベの方が自然ではある...)
ここまで $20$ 分くらい(記述は後回し).調子いいですねー.
4番の幾何が目にめっちゃ入って来てヤバいんですがとりあえず3番を見ます.
整数係数多項式 $P(x)$ が $P(P(P(1)))=2024$ をみたすとき,$P(2024)$ としてありうる $2024$ より大きい値のうち,最小のものを求めよ.
になってしまい諦めました(頭悪そうすぎる).素養がありません.
というか $P(x)-P(y)$ が $x-y$ の倍数になる話,人生で100回くらい見てきたはずなのに頭のどこにもなかったのダメすぎ~って感じがします.
最終的にこの問題に戻ってくることはなかったわけですが,無理っぽい問題に0.8時間くらい無意味な粘着をしてしまったことはかなり反省.
4番を見ます.幾何だ!解けるぞ! ←この人はJMO2024本選4を落としています
三角形$ABC$があり,その外接円を$\Omega$,角$A$内の傍心を$J$とする.また,三角形$ABC$の内接円と辺$BC$の接点を$D$とし,線分$DJ$を直径とする円と$\Omega$の$2$つの交点を$K,L$とする.直線$DK$と$\Omega$の交点のうち$K$でない方を$P$,直線$DL$と$\Omega$の交点のうち$L$でない方を$Q$とするとき,直線$PQ$は三角形$ABC$の内心を通ることを示せ.
まずは図を書きます.
問題4-図1
まあ直径を$DJ$とする円ってのは$A$-傍接円と辺$BC$の接点を$E$としたときの円$DEJ$と見た方が良い.
こんなんどうせ$PQ$と円$BIC$が接するってオチだろ!w ←嘘です
とりあえず$D$と$E$は$BC$の垂直二等分線に関し対称だから$BKLC$は等脚台形だな.
ってことは$\angle DPQ=\angle KLD=\angle QDB$だから円$DPQ$は$BC$と接する.
じゃあ$BC$と$PQ$の交点を$T$としたらどう考えても$TD\neq TI$だから$PQ$と$BIC$接しないじゃ~ん,何してんの
うーん,$J$の左側に良い感じの共点あってこれ取ったらうまくいったりしませんか →$S$とする
え,てかそしたら根心的なノリで方べきを回すと$SKIP$共円が言えて,逆側でも$SLIQ$共円が言えるので終わってませんか
実際にはこんなにスムーズには議論が進んでいないのですが($PQ$と$BIC$が接すると思い込んだところで同一法を回しに行ったりしてしまった),$S$を取ってみたらあっさり解けてしまいました...
この後,答案を書いたり見直しをちょっとしたり3を眺めていたり(進捗が生えない)したら残りが40分くらいに.5に行きます.
$n$を$3$以上の整数とする.身長の相異なる$n$人が左右一列に並んでいる.$n$人がはじめどのような順で並んでいても,次の操作を繰り返すことで,左から背の低い順になるように$n$人を並べ替えることが可能であるような$n$をすべて求めよ:
$n+1$人をソートしたいときは,$1\sim n$をソート→$2\sim n+1$をソート→$1\sim n$をソート,とやればいいので帰納法が回ります.
って感じになっていたところで時間がなくなりました.答案には$n=4$が不可能で,$n=5$なら$5$を右に持っていくと$n=4$のパターン数が多いバージョンに帰着出来て多分行けるみたいなことまで書いたと思います.
3への粘着を減らしていれば解ききれたと思われ,反省.6は全く見てません.3完1半(?)です.
コンテストはこんな感じで割と上手くいってたらしいです。残りの部分は自分用に秘匿(?)しとくことにします。今年もあればちゃんと結果残したいですねー、まずは予選。
追記:開催が確定していた。
追記2:無事予選を通った。CGCGCG頼みます。