ユークリッドの互除法に関しては、以前から割と苦手意識があります。
そこで今回はできるだけ丁寧に考えてみました。
もしかしたら間違いを含んでるかもしれません。
赤字は造語です。
整数
あるいは
この最大公約数をabc等式の約数とよぶことにする。
2つのabc等式について考える。
整数
よって、等差数列の任意の項と交差との最大公約数は一定。
命題1より、各行で等式の約数は保存されたまま推移するので
各行の等式を辺々足して整理すると
これを先の式に代入して
整数
なる整数
整数
このとき
が成立する。
与式を変形すると
命題2より
算出された商
同様の操作を繰り返すと、最終的なあまりは
除数を被除数に、あまりを除数にして割り算を繰り返す。
いわゆるユークリッドアルゴリズムを実行する。
命題4より
また
あまりは
また
最終的に、互除法のアルゴリズムはあまりが
このとき
したがって
互除法が停止する直前のあまり
最後のあまりが
「
必ず
議論の正確さにはあまり自信がないので、間違いがあればご指摘お願いします。