積分,級数の部屋
というLINEのオープンチャットにて、
不動点 という人物から級数と積分の合成問題が出されました。
としたとき、
事前に数値計算により答えが0.249999...であることが分かっています。
なので、極限を考えると
これでは問いに答えることができない。
ようは、あの級数が積分結果である
今までの区分求積法だとこれは求められない
というのも、
だからである。
ここで台形の近似を考えるが、ところで
についてよく見てみる。
画像はコトバンクより
区分求積法
この図2と図3をみて、台形近似について考えると、これらの差の半分
つまり(図3-図2)/2を、図2に足せばいいとわかるね。
なので、
より、
ところで、さっき積分した
よって、
下からの評価は台形近似ではできない。なぜなら、下に凸だからである。
何とかして下を通さないといけない。
やっぱり接線しかない?うーん。
これはあまりしたくない。なぜなら、
じゃあどうするか。下から?逆側からの近似?反対?逆?
そうだね。逆関数だね
これを見てもらおう
desmosで頑張った
赤い曲線は
しかもだよ、高校の範囲でちゃんと逆関数は習うし、
ってことは、赤い部分の面積と青い部分の面積は一致する。
ここで一番うれしいのはその微分
一応平行移動させて
点
区間
「点
これを使って台形近似してみよう。
点
つまり
これで
つまり
幅は
あとは区分求積だね
大丈夫か?これ
これは下からの近似のはずなので、
だめじゃん。0に収束しないじゃん。
さすがに厳しいので、何か別の案を考えないといけないう。
というより、上からの評価がうまくいきすぎているので、それをちょっといじってどうにかならんかねこれね。
つまり台形近似が線で結んでいるのに対し、2次関数で結ぼうという話。台形近似よりも精度が高いとか。
問題はそれが下からの評価なのかということ。
例えば
これを通る二次関数はどうなるかな?
点は
平行移動させて
これを
問題はこれが区間
この式を
また、点
この3次関数の3次の項の係数は
より負なので
x | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
y | ↘ | 0 | ↘↗ | 0 | ↗↘ | 0 | ↘ |
と分かります(いや2次関数全部計算しやんくてよかったんかーい)
なので区間
では、短冊一つの面積を求めていきます。
これは6分の1公式の使いどころですね
点
なのでこれを台形の面積から引けばいいと
引くと、
これ範囲が
としておきましょう
これを足すのですが、
イメージはこんな感じです
ここから
を引くので、
結局残るのは
2次関数で近似した短冊の一つの面積がこう表されることを計算した。
(範囲は
これを
つまり、
ここから
を引く
この右辺を計算した結果が上記に書いてある
きたあああああああああああああああ!!!!!!!!
ということで台形近似と二次関数の近似で上下からの評価ができました
なので、極限を付けて
ここで、左辺は当然
はさみうちの原理により
むずかったね
特に下からの評価をどうするとよいのか結構悩みました
高校範囲で解けることが分かりました。
数値計算のおかげで方針が間違っているとか、答えがあっているとか分かった。
台形近似や二次関数での近似(kinda シンプソンの公式)は
ではまた(。・ω・)ノ゙