三平方の定理と,その一般化である余弦定理は有名ですね.
ただし,3辺
略.
(
ただし,3辺
略.
また互いに直交する3面をもつ四面体については,三平方の定理と同様の式が成り立つこともよく知られています.
ただし,平面図形
頑張れば示せるが,次の定理の系として従うので略.
すると,三平方の定理を余弦定理に一般化したのと同じように,公式3を一般の四面体に対する公式へと一般化できないだろうか?という疑問が生じます.
これは実際に可能なので,その公式を紹介したいと思います.
四面体
このとき,次式が成り立つ:
ただし,平面図形
これの証明は本記事の最後に行い,まずそのための準備から始めます.
外積とは,2つの空間ベクトルから,それらの両方に直交する空間ベクトルを構成する操作である.
2つの空間ベクトル
で定める.
空間ベクトル
略.
たとえば,
より
4つの空間ベクトル
という実数が得られる.この形の内積は,スカラー4重積と呼ばれている.
次の補題は,定理を示す鍵となる.
四面体
また
このとき,次の式が成り立つ.
このとき,
となる.残りの式も同様に示せる.
冒頭の定理を証明する.
外積の大きさが平行四辺形の面積を表すという性質から
(この式も簡潔かつ対称性があって綺麗ですね.)
よって
であり,右辺のスカラー4重積に補題を使うと
となるから,両辺を