こんにちは、今回はちょっとした正多角形の性質を自分で発見したものも含めて紹介していきたいと思います。
前回の記事も正多角形に関わる内容になっているので気になった人はぜひ見てみてください!
これから考える正多角形はすべて半径1の円に内接しているものとする。
どうでしょう?1つ目の式は有名ですね、トレミーの定理から簡単に示せます。
自分のお気に入りは2番目の等式です。3つの数$a^2,b^2,c^2$が足しても掛けても等しく、7という頂点の値と等しくなるというのは驚きです。しかもなんとこの式、7以外のすべての正多角形でも成り立ちます!
定理を紹介します。
半径1の円に内接する正$n$角形を考える。
図2で示される$\displaystyle\frac{n-1}{2}$本の線分の長さの二乗は、すべてを足しても掛けても$n$になる
図3で示される$\displaystyle\frac{n}{2}-1$本の線分の長さと$\sqrt{2}$の二乗は、すべてを足しても掛けても$n$になる
nが偶数の場合は注意してください。点線と重なる対角線の長さは$2$ではなく$\sqrt{2}$として考えるので、それも計算に含める必要があります。
この定理を使うと簡単に解ける問題があるので最後にそれを紹介しようと思います。
$\sin20°\sin40°\sin60°\sin80°$の値を求めよ
正九角形で先ほどの定理を使います。
赤い線分の長さは余弦定理で求めることができ、短い順に
$$ 2\sin20°,2\sin40°,2\sin60°,2\sin80°$$
となります。定理より、線分の長さの$2$乗の積=$9$です。式で書くと
$$ (2\sin20°)^2(2\sin40°)^2(2\sin60°)^2(2\sin80°)^2 = 9$$
両辺ルートをとると
$$ 16\sin20°\sin40°\sin60°\sin80° = 3$$
よって
$$ \sin20°\sin40°\sin60°\sin80° = \frac{3}{16}$$
値を比較的簡単に求めることが出来ました☆
他にも定理をつかうことで
$$\sin^2 20^\circ+\sin^2 40^\circ+\sin^2 60^\circ+\sin^2 80^\circ
=
\frac{9}{4}$$
や
$$\sin5^\circ\sin10^\circ\sin15^\circ\cdots\sin90^\circ = \displaystyle\frac{3}{2^{\displaystyle\frac{33}{2}}}$$
などの結果も得ることもできます('_')
マイナーですが最後に今回のテーマに関連するコーツの定理を紹介します。
中心$O$,半径$R$の円に内接する正n角形の頂点を$A_{1},A_{2},\cdots,A_{n}$とする。
$O$から$A_{1}$への半直線上の任意の点$P$をとるとき
$$\prod_{k=1}^{n}PA_k = \left|R^n-OP^n\right|$$が成立する
特に$R=1,P=A_{1}$の時に定理1の内容を含みます。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!
今回もまた犬の画像でしめようとおもいます
🐶