Latexの練習と暇つぶしを兼ねて、数列の和について、基本的なことをおさらいしていきたいと思います。
はじめて
最近、大中小カッコの順番が高校数学と国際的な表記で異なることを学びました。
今後は国際的な書き方を意識してみたいと思います。
右辺のような和を省略して書くための記法。
上の例では、添字
特に
第
項番号と自然数を下のように対応づけ、数え終わりを仮に
各々の列において上下の差は常に
よって
定数
任意の整数
任意の自然数
特に、
ここで
下の式を変形すると等式の左辺および右辺を得る
数列
第
特に
命題3(King Property)より
この式に、
数列
定義より等比数列において以下の式が成り立つ
両辺から
階差の形なので右辺は
したがって
初めて学習したときは等比数列の和の公式を導くアイデアが分かり難かった覚えがあります。
こうしてみると、和を考えるときの常套手段「階差の形をつくる」を普通に実行した感じですね。
実験的に数列の和を表示するPythonプログラム。
calcTermの内容を編集して数列の一般項
Jupyter Notebook
で動作確認済。
import math
from fractions import Fraction
def calcTerm(k):
#数列の一般項を計算する
term=k**2
return term
def calcSum(n):
#1~nまでの項を合計する
seqSum=0
for i in range(n):
idx=i+1
seqSum=seqSum+calcTerm(idx)
return seqSum
def printSum(n):
#1~nまでの数列の和を表示する
result=''
sp=' '
result=result+'n'+sp+'\t'
result=result+'a_n'+ sp +'\t'
result=result+'S_n'+ sp +'\n'
for i in range(n):
idx=i+1
t=calcTerm(idx)
s=calcSum(idx)
result=result+str(idx)+ sp +'\t'
result=result+str(t)+ sp +'\t'
result=result+str(s)+ sp +'\n'
print(result)
#1~20項目までの情報を表示
printSum(20)