次の定理を見つけました。ただし
ある関数
が成り立つ。
ある関数
とする。このとき、
が成り立つ。
自然数
である。
床関数の定義より、補題3が示される。
等比級数和の公式より、
また、
から補題4が導かれる。
ここで、補題3より
また、補題4,5より、
よって、
となり、定理1が示された。
ここで、補題3より、
である。そして補題4,5より、
よって、
以上から
となり定理2が示された。
床関数の性質と交代級数が上手いことかみ合って綺麗に打消しあってくれます。証明も非常に初等的でいいですね。実用性はないですが、見た目は非常に綺麗な式です。国公立二次試験が迫ってきているからって現実逃避で数学をやっているわけではありません、念のため。