$\alpha=2^{\frac{1}{3}}$とおく。
この記事では、1については証明を省略し、2について触れます。
まず次から証明します。
$x^3-2$は$\mathbb{Q}$上既約である。
まず、$x^3-2$が可約ならば$1$次因子を持つので、$x^3-2=0$は有理数解をもつ。 しかし、$x^3-2$は単調増加関数で、実数解は一つであり、1より、そんなことはない。
命題1を使って、問題を解きます。
$\alpha$を根に持つような既約多項式は、$\alpha$を根に持つ多項式の中で最小の次数である(補題)ことを示そう。$f(x)$を$\alpha$を根に持つ最小の多項式であるとする。$g(x)$が$\alpha$を根に持つとして、$\deg f< \deg g$だとする。$g$を$f$で割ったときの商と余りを$p(x),q(x)$とすれば、$g=fp+r$と書ける。両辺で$x=\alpha$とすれば、$r(\alpha)=0,\deg r<\deg f$となり、$f$の次数の最小性より、$r(x)=0$でなくてはならない。すると$g(x)$は$f(x)$で割り切れるので、可約つまり、$\deg g$が最小でない$\Rightarrow g$は可約という補題の対偶が示せた。またこれは同時に$g(x)=P(x)$として適用すれば、2が従う。($\deg P=\deg f$の場合が気になるが、$P=fp+r$と書いたとき、$r$は定数関数かつ$x=\alpha$で$0$をとるから、$r=0$となるので2が従う。)
この回答は具体的な計算がいらないところが素晴らしい点です。
ただ証明が長いので間をとった回答としては次のようなものがあります。
$P(x)$を$f(x)$でわると商と余りを$Q(x),R(x)$として、$P(x)=f(x)Q(x)+R(x)$と書ける。ここで、$R(x)$は最大二次式。
さらに$f(x)$を$R(x)$で割ることを考えると、$R(x)\neq 0$のとき、商、余りを$A(x),B(x)$として、$f(x)=R(x)A(x)+B(x)$ここで、$B(x)$は最大1次式。すると、$R(\alpha)=0$より、$B(\alpha)=0$であるが、$B$が1次式ならばある有理数$p,q$が存在して、$\alpha=-\frac{p}{q}$と書けるので1に反する。よって、$B(x)$は定数関数で$x=\alpha$で$0$をとるから、$B(x)=0$ この時、$f(x)$は$R(x)$で割り切れ、命題1に反する。ゆえに$R(x)=0$で2が従う。