んちゃ!
今回は超幾何関数で遊びます。
目次です。
この様に、偏角の選び方は無数にある。
これによって、次の様な問題が発生します。
対数関数:
要するに対数関数は不定性を持っている。
例えば、先の
[1]
[2]大域的に定める:
method1:値が確定しない事を受け入れる
この様な定め方を、
method2:普遍被覆
この複素数
証明は簡単だからやらないけど、この様なTaylor展開により
また、次の様にして
[1]上記べき級数展開にて
[2]下記図の様に、
そして、
ゆえに、この新しく得た級数は領域:
先と同様にして、
下半面も同様にすればいい。
上記の様に定義域を拡張する方法を曲線Lに沿った解析接続という。
実はここで得られた
を通る半径 の円は点 を通る事に注意!
これは、いかなる点でも成り立つので、で で定義された多価関数であることが分かる。
言い方を変えればは普遍被覆面 を定義域とする関数であることが分かる。
Gaussの超幾何微分方程式の定義や
次の僕の記事:超幾何関数に一言いいかな?長い!(まだ非公開:作成中の記事)を参照してください。
Gaussの超幾何微分方程式:
[1]z=0近傍の解:
[2]
このとき、次の様な領域
ただし、
また、
また、
この時、
ある適当な複素数
そして、
これは次のような意味である。
任意の単連結な領域
解の定義域
解の解析接続
ある複素関数
この操作を本記事では接続演算と呼ぶことにする
任意の道
最後の式だけ証明する。
上記定理1で定めた記号や定義をここでも使用することにする。
また、一般に複素関数
ゆえに、上記定理より下記の結果を得る。
多価性
道
ある行列
また、解析接続した結果:
に対して、接続操作を行うと
上記の
Gaussの超幾何微分方程式の無限遠
これは
そこで、
すると、
[1]
[2]
[3]これにより、
この時、道
ゆえに、
ゆえに、次の関係式を得る。
解析接続
ここまでの解析接続に出てきた係数
下図の様にRiemann面上での閉曲線に沿った線積分をそれぞれ考えるとCauchyの積分値定理より次の結果を得る。
ゆえに、次式を得る。
また、
積分路
積分路
積分路
積分路
一次変換
ただし、
正直この下の回答はあっている自信がないから再度修正します。
次の式を用いる。
連立方程式に出てくる成分の順番は解の番号の割り振り的には
の順で並んでいるので、行基本変形を用いて 列のみからなる行を一個作ればいい。
その方針で計算する。