音沙汰ナクテってVtuberっぽい
続編は少々お待ちください...
皆々様,お久しぶりです.しんぎゅらです!!続編を書く書くと言いながら,音沙汰なくてすみません.
今回は,part2で紹介した
齋藤の
定理の
具体例を
紹介します
実はこの度,卒業研究発表会を無事完遂いたしまして,その際に調べた関数芽とその-軌道を紹介します.
本題
後々説明しますが-単純特異点(後ほど説明)の分類がある程度(私もどの程度か分かってない)研究されていて,有名なものでのタイプは特異点論を勉強すれば耳にしないことはないでしょう.
今回説明するのは-型特異点というものです.
という冪級数を考えます.
に重みを与えることで,最初のは重み付き次斉次になり,シグマ以降の項は次以上の項になります.
さてこのは実はに-同値になります.(詳しくいうと,に対してが存在して-同値)(これは気合いの計算と-決定(後ほど説明)を用います)
はを動かすと関数としてめっちゃ変わりそうですが,実はによらずMilnor数はで一定なのです.更に-同値類もたったの3つになるのです.はい、もう激ヤバ確定〜〜
その同値類とは
を代表元とする3つです.
同値類分布の様子(画像デカすぎ)
同値類がつであることの証明はpart2で紹介した
(Mather-Yauの定理)
を用います.数式処理ソフトSingularでを調べると生成元を見比べれば,すぐに確認できます.手計算はやめとけ.
それぞれのTjurina数を求めると,,,になります.
齋藤の定理から,の時のみ重み付き斉次多項式に-同値です. ヤバ!!(ギャルピース)
また,はについてモジュライ(-同値について)です。すなわち,ならばということです.これを考えれば「-同値だけど-同値でない」関数の具体例も得られますね!!ワオ!!
まとめ
- 単純特異点を勉強しよう
- 有限決定性を勉強しよう
- 齋藤の定理は大事
- 坂東は英二
- Mather-Yauの定理〜名前だけでも覚えて帰ってください
以上しんぎゅらでした!!まったね〜〜!!